カリスマって意味、 あなたはどう定義しますか。日本ではカリスマっていうと自分にない魅力を放つ人物、 憧れの人物、 手の届かない人物ってイメージがあるけど、 元々は「政治とか宗教に影響を及ぼす権力者」みたいな意味なんだよね。
一昔前の日本って、女は結婚して、子供を産んで、子育てと旦那に尽くして、老後は孫の顔を見て暮すっていう道筋が「幸せ」ってとこありませんでしたか。
家の母親はそう思っていたし、娘にもそう教えていた。 だから基本的には私は主婦になるのが自分のキャリアだと信じていたし、 今は主婦プラス家計を助けるって感じで暮らしている。
結婚してから主婦雑誌を読むようになったけど、「カリスマ主婦特集」の多いこと、多いこと!
雑誌には、奇麗な奥様、奇麗なリビングルーム、奇麗なお洋服を着た子供達、奇麗に整えた髪とひげの御主人、奇麗にトリミングされた犬、奇麗に準備されたテーブル、、、それが日本のカリスマ主婦スタンダードなの?
記事からだと外見しか読みとれない。 その人の内面的生き方(人間性)がカリスマ的なのか、それともリッチで奇麗な暮らし振りがカリスマ的なのか?
どうでもいいけど、私は彼女達みたいに毎日化粧をして、子供の髪を赤いリボンで結ってあげて、旦那のために娘とケーキを焼いて、夕食にはレストラン並のご馳走を並べるってことはしない。
もともとこの手の雑誌が築き上げたカリスマ性「品」がないのかもしれないけど、 そんな暮らしは私には窮屈だ。
靴下を脱ぎすてにしたまま、ソファーにどさっと深く腰を落として、テレビのチャンネルに手を伸ばしたりしないのかな? 私だったらしてる、Qちゃんが帰って来ても。あっこれ、毎日じゃないよ、体が疲れたときだけだからね。
彼女達は本当に愉しんでるのか、それとも見栄で暮らしているのかなと雑誌のページをめくりながら「疲れないの?」って皮肉な言葉を投げかける。それでも雑誌の写真の中で彼女達は絵に画いたようなキラキラな家の中で家族と共に笑っている。
ないものねだりのジェラシー? かもね、ははは。
私は嘘をついて相手に合わせるのが苦手だ。 仕事では仕方がないだろうが、私生活では自分のままで暮らしたい。NANAのままで暮らす、Qちゃんの奥さんで暮らす、プラス"パート"の仕事をする。 今のところドップリ主婦業はロングバケーション。
カリスマ主婦、私の定義では
(1) 子供がいる、そして子供のしつけがしっかりしている(甘やかしていない)、
(2) 物質的暮らしに愛着をもっていない、
(3) シンプルなもので丁寧に暮らす、
(4) ホスピタリティーが自然で心地よい、
(5) 会話上手、
(6) 料理がうまい、
(7) 御主人と歩調があっている、
(8) 学ぶ姿勢がある、
(9) 少しおとぼけ(自分が素敵なのにそれを知っていない謙虚な人)、
(10) 人を丁寧に扱う、
(11)性格がキュートなので実際の年齢よりかなり若い!
まだまだあるけど、今のところこの要素に当てはまる女性を「私は」カリスマ主婦と呼ぶ。
この特性「ある女性」を当てはめて箇条書にしたの、ウフフ。誰でしょう?
本人は要素(9)で見られる「少しおとぼけ」なので、まさか自分のことだとは思ってもいないだろうな。
答えはハワイつながりのにたさん(現在カリフォルニア在住)。私のブログねたのターゲットになってるなんて想ってもいないんじゃないの、 にたさん! ねぇ、にたさん、あなたのことですよ!"Knock, knock, are you there? (トントン、そこにいらっしゃいますか? )"
話の前置きが長くなってしまったが、事の成り行きは昨日の夕方こう始まった。
昨日夕食を拵えている間、久しぶりににたさんの日記を読んでいた。 にたさんの文章は川のせせらぎ、 時には心地良い音楽のような日記を毎回書いている。今回も、 にたさんらしい「読んだあと癒される日記」を書いていた。 それにコメントを書き込んでいたら、Qちゃんが帰宅。じゃ、さようならって画面を一時離れた。
キッチンで夕食を準備していると「はい、これ。NANA宛に何か届いてるよ」とQちゃんが郵便物を手渡した。
最近ジャンクメールが多いからな。小包? 誰かな、ラニママからかな? けどカリフォルニアからだぞ、、、あっ、これにたさんだ!今メールでコメントを書いてたのよ! 奇遇だな。ペー君、瑠璃ちゃん(娘さん)覚えてる? ペー君だっこしてもらったでしょう? Qちゃんと私のお気に入りなんだよね瑠璃ちゃん(要素1)。 いま、何才になったかな。 ペー君、気になるんでしょう?袋を開けようよ!待ち切れない!中身を包んでいた紙、紅白でいいじゃない! 嬉しくてハートを作っちゃった。可愛い~、センスがいいんだよね。豪華でケバケバしてないところににたさんの「品」を感じるんだよね(要素2)。ほら、ほら、このプレゼンテーション! 赤い毛糸で結ぶのがお洒落でにたさんらしい(要素3)。 これが私のいうカリスマ主婦のわざなのよ。やすさん、瑠璃ちゃん、にたさん、3人はカリフォルニアで元気に暮らしているみたいだ(要素7)。Qちゃん、 ペー君、私、オレゴンで3人とも元気です。リボンを3人で解こう!なに、なに、本と本の間にカードが挟まれているぞ。 ちょっと、このカード、手旁りでしょう? ハワイ(それともカリフォルニア?)のココナッツの木、それに Nana san の文字のあとには魚の絵が泳いでる(要素4)! これ、瑠璃ちゃんが描いたって云わせないわよ! にたさんは、こういうアート遊びを娘の瑠璃ちゃんと 楽しむんだよね。こういうとこがカリスマ主婦なのよ(要素1)。左のページには「奈々さん、このとうがらしチョコを見たら、ナナさんを想い出しました。 Qさんと二人で召し上がって下さい」、 右のページには「 本は昨近古本市で見つけて読み終わった古文庫本です。よかったら気が向いたら時間のある時にでも、 どうぞ、、、」のメッセージ(要素10)。にたさん、私が唐辛子が好きなことを覚えていてくれたんだな、じーんと感激。 にたさん、またまたやってくれるね、これホームメイドの本カバーでしょう(要素3)! シンプルな素材を最大限に生かす、だからカリスマって私に呼ばれてるのよ。 それにこの表紙の模様、チャイニーズ系でいいね。 何がいいってこの中国語「喜」。この言葉、確に届きましたよ!最近いろいろあるから、調度いい気(喜)を頂きました、 ありがとう。にたさんは本を読む人。 そんな彼女が贈ってくれたのは宮本輝さんの「オレンジの壷(上下) 」でした。壷はつぼでも、にたさんの素敵なプレゼンテーションに私の「癒しのツボ」は指圧されています。 あ~そこそこ、気持ちいい~!これが主役の毛糸の唐辛子チョコレートね。 赤唐辛子とハルペーニョだぞ。 にたさん、 ほら見て! ハワイの時タイ赤唐辛子をかじっていたようにオレゴンでもタイ赤唐辛子の替りにハルペーニョをポリポリかじってます。冷蔵庫にいるから、今連れてくるね。待っててね。さあ、にたさんの毛糸唐辛子にご挨拶しなさい、態々カリフォルニアから来てくれたのよ。毛糸唐辛子の中の種、黄金色だわ! それにしても大きい種ね。 ペー君、 Qちゃん、 見て、 見て!Qちゃんはもう唐辛子チョコを半分食べてる。はい、はい、ペー君も食べたいのね。「キッキッキッ!」 ペー君、どうしたの? パニ狂るペー君の隣で「このチョコレートはスパイシーだ! 面白いな!」Qちゃん唐辛子チョコに驚いている。
Qちゃんだけではない、私も驚いた!初めて食べたスパイシーチョコ、 心が何時しかホカホカしてる。唐辛子のせい、それともにたさんの素敵な演出のせい? ペー君には刺激が強過ぎたかな、 へへへ御免ね。 にたさん、憎い演出ごちそうさま。またまたカリスマ主婦度が上がってしまいました。 Qちゃんの細くて奇麗な両手でにたさん、瑠璃ちゃん、ヤスさんご家族へお礼のハートを贈ります。ほわああん、ほわああん、この気持ちカリフォルニアまで飛んでいけ!
最後になりますが、オレゴンのひまわりさんは、にたさんを想わせる女性なんです。二人がコネクトしたら面白いね。
晩ご飯ですよ、Qちゃん。にたさんからのサプライズでウキウキしたから、結構手が込んでるでしょう?ポテトフリッター
すずきのフライ
中華サラダ
法蓮草チャーハン
ほああん、 ほああん、 ほああん。
この毛糸唐辛子のスパイシーチョコレート明日オレゴンの素敵な人達におすそわけ。 皆でほああん、ほああんしたいから。