2008年2月12日火曜日

私は中国系アメリカ人。

東洋人を見ると「礼儀として」私は英語で話す。服装や態度で日本人だと予想がついていても向うが英語を話す限り「礼儀として」英語で答える。なぜなら相手が日系人や韓国人の場合もあれば、中国人か台湾人の場合もあるからだ。

この部類のアジア系の顔立ちは、東洋人の私なら相手の服装、英語訛、行動、態度でなんとなくその人の国籍を予想できる。

他の人種のアメリカ人には難しいにちがいない。彼らにしてみれば私達東洋人は日系アメリカ人、中国系アメリカ人、韓国系アメリカ人どうでもよくて「アジア系アメリカ人」でまとめられているのではないだろうか。

今回のブログはそんなことを質疑する目的ではない。

この國に住みついてから「自分は中国系の顔立ちではなかろうか」と思う。ヨーロッパ系アメリカ人から英語で「済みませんが、 あなたは中国人ですか」とか、 つたない中国語で「謝謝(有難う)」とか 「再見(さようなら)」といわれるならまだしも、 生粋の中国人からもよくいわれるからだ。

私を中国人と間違う中国人は、怒ってもいないし聞いてもいないのに、向うから言い訳をしてくるケースが多い。

彼らの97%は私の「誰にでもニコニコと愛想がいいこと」と「この桃色のプクプクした頬」のせいにする。

「御免なさいね。あまりにもあなたのピンク色の頬がふっくらしていて中国人だと思ったの。あなたみたいな福顔は中国では豊さの象徴なのよ」と詫ることも褒めることも忘れない心遣いだ。

若い頃は頬が真っ赤で丸顔な自分が嫌いだった。しかし中国人に限らず、あまりにも初対面の人から「ピンク色の頬」を、お世辞なのか、本心なのか、指摘されるうちに自然と「自分のチャーム」として認めることができるようになった。

遠い過去の話だが台湾で「息子の嫁にどうか」とキンキラに着飾ったおばさんにささやかれたことがある、私はすでに既婚者だったため「その機会」を逃したことになる。

そんな私は先週のイベントChinese New Year Celebrationで中国人に写っていただろう。

セールスパーソンには中国語で話しかけられ、人混みの中で舞台のパフォーマンスを見学していると隣の見知らぬ中国人のお爺さんやお婆さんにペラペラと話しかけられる。

顔は笑顔で対応しているが言葉がわからない。再びお爺さんとお婆さんが何か話してくる。「あの踊り奇麗だね、あんた、どう思う? 」とでも聞いてきたのだろうか。

英語で「日本人です」と告げると、簡潔で訛のある英語で「ソーリー、 ソーリー」。 「That's O.K. (大丈夫ですよ)」こんなことには慣れてしまった。中国テレビ番組を衛星放送で! 毎月$16.99なの、 それとも初回だけなの? 全然読めないし、判んない!この人は凄かったよ。人混みの中で無言の私をつかまえて中国語で30秒は喋ってたよ。隣りいたQちゃんも唖然失笑。

晩ご飯は中華料理といきたいけれど、、エッグプラント(茄子) のチーズ焼き
ローストヤム
キャロット
キャベツときゅうりの和風サラダ
ポテトとサワークリーム

余談だが、Qちゃんは私をモンゴル人と呼ぶ。私の国籍はまだ日本人です。そろそろアメリカ国籍にしようかと考えています。

国籍はどうでもいい、ここでの暮らしが愉しければ。