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2008年10月4日土曜日

Peanut Butter and Jelly Sandwich

アメリカの子供のランチといえば、 ピーナッツバターと甘いジャムがはさまれたPJサンドイッチ。

「ほらほら学校に遅れるわよ! 早くしなさい!」

とアメリカ人のママ達は台所で急がしく子供の為にフルーツジュースや果物スナックをジップバックに入れてあげているのだろうか。

子供がいる生活は忙しいだろうなと思う。 ましてや手の掛かる子供が3人もいると慌しくて大変そうだ。

子供を学校に送っていき、自分は仕事に行って、仕事が終ればまた子供を迎えに行って、そのままマクドナルドに寄って軽い食事を済ませて、それから習いごとに連れて行って、、、。

働くママはかなりの重労働をしているのではないかと義理の妹を見ていて思う。

羨ましいというよりも「ご苦労さまです」というねぎらいの言葉がつい出てきそうだ。

子供がいない私はPJサンドイッチを作ったこともなければ食べたこともない。

そんな私にPJサンドイッチを口にする機会が訪れた。

3人の子供を持つアンちゃん。今日のランチにPJサンドイッチを余分に持ってきていたのだ。

さっそく家に帰って息子のペー君と初PJサンドイッチを口にしてみた。ふむふむ。噛みごごちたっぷりファイバーたっぷりパンにクリーミーなピーナッツと甘い果物ジャムがお腹を空かしていた私の口の中で調和されていく。

美味しい。

アメリカの子供達は学校のカフェテリアでこのようなサンドイッチをかじりながら友達とおしゃべりに夢中になっていたのか。

ほんのわずかだったが、台所で一人アメリカンキッズになれたような気がした。

おやつにサンドイッチを食べ終えたら晩ご飯を作る気力が消え失せた。そんな時に限ってQちゃんがすこし早く帰宅する。それも小腹を空かして。

Qちゃん、ご飯まで時間があるから自分で何か作りなさい。ラニママもそういって子供を育てたのだろう。

Qちゃんはそういうと素直に台所に行って自分で簡単なものを腹に収める。

タリラリ、ラララッー!

Qちゃんは自分のスナックの出来映えにご満足のようでBGMまで口ずさんでいる。それにしても特別なスナックには見えないんだけど。

「写真を撮ってもいいよ」

、、、。(あんまり興味がないな。) 心の中で呟いた。Qちゃん作成のスナックを彼がテーブルの上からどかすまで待つことにした。

20秒が過ぎる。二人とも沈黙したままだ。

Qちゃんは写真を撮ってくれるのを温和しく待っているようだ。

30秒。

40秒。

負けた。写真を撮ることにした。

お義理でパシャリとシャッターを切った。撮影が終るとQちゃんは待っていたかのように「凄いだろ!このスナックは特別なんだ!」と口をパクパクして切実に語り始めるではないか。

どうやら私には体の大きい40歳の息子がいたようだ。

それにしても、これのどこが特別なんだよ? と低い声で聞いてみた。ベランダに光が入らない私のアパート。 西日の窓がある寝室に我が家のプラント君達はいつも仲良く日向ぼっこをしています。

玉葱プランツ君は私のお気に入り。青い葱を切っても切ってもグングン伸びる。 それを見るのが愉しくていつも元気をもらっている。Qちゃんはどうやらこの青葱をスナックに使用したようだ。カメラウーマンの私の腕をつかみわざわざ現場へと連れていきボランティアで再現映像までかってでた。

そういえば「青い物体」がリフライズビーンの上にのっていたな。あれはこの青葱だったのか。

最近の習慣に取り入れられつつあること。ひまわりさんから頂いたプランツ3兄弟(まだ名前はつけていない)に話しかけることだ。 彼らに毎晩ご飯も与えている。

ここまで来ると「犬」の替わりに「プランツ3兄弟」を胸に抱き寄せて散歩をたしなむ日も近いかもしれない。 それを想像するとちょっと違和感がある。近所の電信柱に私の似顔絵が描かれて「危険人物」なんて紙が貼られたらとんでもない!

晩ご飯: Qちゃん、あなたの好物ぞろいです。あなたの為だけの晩ご飯です。ヒヨコ豆と鳥の心臓のオレガノ煮込み
クリーミーマッシュポテト
オレンジカラーサラダ

Qちゃん、お弁当を作ってあげようか。あなたの好物ぞろいです。あなたの為だけのお弁当です。ブロッコリーとビーツと卵の炒めもの。

Qちゃん、今度スペルト小麦パンで砂糖たっぷりのPJサンドイッチを作ってあげようか。そしたらヘルシー思考のQちゃんは嫌がるだろうな。うひひひひっ。

私はこうして時どきQちゃんを苛めることを想像するいけない奥さんです。

2008年9月28日日曜日

メキシコからの風便り The Breeze From Mexico

コーヒにミルクを入れて、群青色のコーヒカップをラニママからもらった唐辛子のコースターにのっける。

私はまだ薄暗い小さなアパートから飛び出してパソコンを通して太平洋を越える。

そう、これが私の朝の日課だ。

「私の愛する子供達へ。今月にでもカリフォルニアのお友達と一緒にメキシコでゆっくりしてくる予定なの。 今からワクワクするわ」とパソコンを開くとラニママからそんなメールが届いていた。

メキシコか。

スペイン語が話せないから一人で旅をするのは恐ろしいけれどQちゃんと二人で行けたらいいな。

そんな想いを胸に私はコーヒーを飲み干してジャケットをはおって仕事に出かける。

あれから幾日が過ぎたようだ。

今朝パソコンを開くと、ラニママからメキシコの生温かい海風が朝一番で私のアパートに到着していた。さわさわと海の香りとさざ波が聞こえてくる。トラベラーはアクトレスになれる時間かもしれない。見知らぬ街で見知らぬ自分になる時間。見馴れない建物や風景、エキゾチックな人々の身なりが媚薬のようにトラベラーを大胆にしてしまう。もう二度と会うことのない人達と過ごす短いバカンス。別れの時がくればふっと消えてまた自分の暮らしに舞い戻どる。

トラベルをしない私には「旅」はいつも感傷的になってしまう。

「浜辺の潮風はとても気持ちが良かったわ。 だけど蒸し暑いのなんのって! ホテルのクーラーが壊れてなくて本当に助かったわ」と優しいジョークをのべるラニママ。

トラベラーなラニママには「旅」はいつもエナジーを与えてくれるビタミン剤なのだろう。

素晴らしい子供達を育てあげたラニママにはこの先健康である限りなに不自由ない暮らしをしてほしい。

それがラニママへの私からの願いだ。

晩ご飯:紫蘇と米粉麺
野菜炒め
オリーブとタマネギサラダ

「人間は歳を募らせるほど自分の人生が向上していると思えるようになる傾向にある」とある心理学者が語っていた。

ラニママや私の父を見ていると人生波乱に頑張ってきた人間ほど老後は犠牲にしてきた分だけに楽しんでもらいたいものである。

2008年9月27日土曜日

喉と鼻がやられたら--ななさんの処方箋

喉と鼻がウイルスに占領されていた2日間のオフ。

今週は重大な仕事が予定されている。 それに来週はアメリカ帰化への面接試験日がある。 精神的に空き間のないスケジュールがギッシリと詰っている。

この2日間で健康を挽回しておきたい。

そう切望した私はクリネックスを片手にインターネットで専門家や友人のアドバイスを頼りに戦略をいろいろと実行してみた。

すると自分でも驚くほどに免疫が再興してウイルス菌を抹殺したようだ。

あまりにも「私に効果てきめん」だったのでこの処方を書き下ろしておく。

ななさんが喉と鼻をやられたら:

(1) 塩水でうがい、塩水で鼻孔を洗うべし。
(2) ビタミンCをとるべし。
(3) 熱い風呂に入って布団に包まってポカポカ状態で一気に寝るべし。

以上の処方を「この限られた48時間」に何度も実行していたら完治してしまった。

喉がクリア、鼻から空気をおもいっきり吸える。健康であるって何事にも替えられない凄いことだな。

晩ご飯: 体調が良くなったから今晩はすこし張り切ってオーブンでベイキング料理にしよう。イギリスの家庭料理シェパーズパイをななさんアレンジで焼いてみた。 今夜の付合せのサラダも大胆なものにしてみよう。シェパーズパイ
トマトと久離と玉葱のイタリアンマリネ
いんげんまめとピーカン

これはあっぱれ、あっぱれ!

Qちゃん、美味しいでしょう? あなたもイギリス人の血統が流れているから「この味」懐かしいでしょう。

今日ね、ひまわりさんからこんなに可愛いサボテン3兄弟をもらったの。可愛いでしょう。サボテンって植物というより動物みたい。名前をつけて育てようよ。「だったら身体の大きさで決めよう。大きいのがゴー君だ、中くらいのがペー君だ、一番小さいのかキーちゃんだ」

Qちゃん、 もっと空想的な名前をサボテンに付けようよ! ジョージとかさ、キャロルとかさ、アンソニーとか。

二人だけのアパートに子供のような会話が今宵も流れていく。

ななさんが喉と鼻をやられたら:

(4)心温まる家庭で癒されるべし。

一番効果的な処方箋を加えるのを忘れてた。

2008年9月24日水曜日

みょうがです!

社交家ではない私には人を招くことは一寸したイベントだ。

前回はとしさんに足を運んでもらった。 今度はひまわりさんと黒猫さんにぜひ来てもらいたいと忙しい二人に連絡をしてアレンジに成功した。ひまわりさんが渡してくれた黒豆茶。「冷たくして飲んでもいいし、温かくして飲んでもいいよ」とひまわりさん。二人が来る前に準備をしておいた。

然し、今回は取り止めという結末になってしまった。

また皆の時間が合う時に集合しましょう。ひまわりさんがもってきてくれた元気な野菜君達。キラキラ光る光沢のあるプチトマト。ピクルス用の小振りなきゅうり。初めて見た丸っこい(きゅ)うり。凄い! ひまわりさんのお庭からみょうがを頂くなんて! みょうがです! みょうが!ひまわりさんの作った夏野菜タップリの「サマーキンピラ」。 ごぼう、人参、南瓜、ズッキーニ、 もしかしてまだまだ隠された夏野菜が入っているかもしれない。黒ゴマまで振ってあるところが「ひまわりさんの料理へのこだわり」が表れている。

ひまわりさんからの頂きもので感謝した晩ご飯です。みょうがとキュウリの酢の物
サマーキンピラ
サラダ
サーモンフレーク

みょうが、この匂いと味。 日本の母の味です。ひまわりさんに感謝した晩ご飯でした。 ごちそうさまでした。 そしていつもいつもありがとう。

2008年9月22日月曜日

やられました。

2日前から喉と鼻をやられている。

急に気温が変化する季節の入れかえどきに私はよく喉と鼻をやられる。

どうしてかって? 答えは簡単。

クーラーのない私のアパート。 夏の夜は窓を開けたまま眠る。

夏場は日が落ちて冷やされた空気が寝室に入ってきて気持いい。しかしもう10月近い。夏場は歓迎された外からの涼しい空気は肌寒い秋場には歓迎されない。

その「移りぎわを」を知らないで(実は無視していたのだが)布団を掛けずに眠っていた。

夜中に目を覚まして「なんか寒いな」と思ってもQちゃんが丸まっている布団を横取りして彼を起こすこともないだろう。そう思って再び眠りについた。

朝目を覚ますと喉がイガイガする。 やられた。 私はいつもこのパターンでやられる。

「なんか寒いな」と感じたらQちゃんの布団を横取りしてまでも自分を守るべきなのだ。Qちゃんだってその方が嬉しいはずだ。

Qちゃんと共に布団を共同してもう13年になるのに、夜中に彼を起こすことが申し訳ないような気がするのである。 私にも私なりの正当な理由があるのだ。

仕事にいくと喉のイガイガから鼻のムズムズにウイルスは領域を陣取っていく。

これもいつものパターンだ。

ウイルス軍の攻め方は知っているが、私の身体から彼らを攻撃して一刻でも早く退去させる得策は私はまだ心得ていない。

誰かウイルス菌をやっつける方法を知りませんか。

晩ご飯: 仕事の同僚のデービットの畑からだそうです。 奇妙な形の久離を頂きました。デービットもこの久離のようにくせがあって曲がっているけどとっても良い人です。毎月1度奥さんとランチデートをしている旦那さまです。揚げ豆腐と萌しの炒めもの
久離と若芽のマスタードサラダ
スパイシーエッグスープ

ペー君の晩ご飯: バナナ。アンちゃんからペー君にバナナを頂きました。半分はママが食べました。

ゆっくり風呂に入ってかあっ~と寝るの1番かな。じゃ、そうしよう。

2008年9月21日日曜日

ジェリー先生

陶芸教室でお世話になったジェリー先生。

中学校で美術を教えていた。退職なされて地域団体で子供に絵画を教えている。

ジェリー先生の専門は絵画である。

ジェリー先生は陶芸クラスの先生が緊急手術で教えられなくなりそのスキットとして私達に陶芸を教えていた。

陶芸クラスは短い経験だったけれどジェリー先生の人柄が移し出されてアットホー ムな授業で私には「癒しの場」であった。

その日仕事から家に帰ると留守番電話の赤いランプがチカチカと点滅していた。

またクレジットカードや押し売りに違いない。点滅しているスイッチを期待なく押す。

「ハーイ、クデュースとなな! 元気にしてるかい? ジェリーです。陶芸の作品が仕上っているからいつでも取りにくるがいい。僕は毎週月曜日から金曜日の朝から3時までいるからその時に来てくれてもいい。 もし僕がいないなら事務員に教室の鍵を開けてもらって作品を取りにいけばいい。 じゃ、また!」

テニスボールがポンポンとコートに跳ねて躍るようなジェリー先生の声はそういうとプーという発信音と共に消えた。

晩ご飯:Qちゃんの陶芸作品と共に大好きな野菜ビーフンを食べました。青唐辛子が病み付きです。 しあわせな晩ご飯でした。ごちそうさまでした。その夜Qちゃんと私は胸を弾ませて近くのモールへ行って最後の陶芸クラスでジェリー先生と撮影した写真を現像した。ジェリー先生に手渡すためだ。 先生は喜んでくれるかな。

2008年9月17日水曜日

バハイクラス復活

「陶芸クラスも終了したから、またバハイ青年クラスで教えることにするよ」

Qちゃん、 今度は何を教えるの?

「バハイ宗教の歴史だ」

対象はこの前みたいに中学生なの?

「いいや、 今回は皆高校生だ」

じゃ楽しいわ。高校生と中学生じゃディスカッションの奥が違うもん。

Qちゃん、教えることが好きなのね。

想えばいつもQちゃんに教えてもらって暮らしている。だから貴方に魅かれてしまう。 このローズヒップも貴方に教えられて初めて実物を目にして口にしてみた。

Qちゃんといると安心するのよ。育ての親より親らしい。そんな感覚を味わってもう13年、それとも14年だったっけ。

晩ご飯: 今日はポットラック。アメリカ料理が勢揃い。ピザ
アーモンドスナック
フライドチキン
ポテトサラダ
BBQポークビーン
コーンミールチョコレートクッキー

日本でのポットラックだと煮物とか揚げ物とか炒め物になるのかな。

ずっと昔お母さんが竹輪入りのきんぴら牛蒡を作って大皿にいれてもっていったことがあったな。

いつもより甘めでお醤油がきいていて鷹野の爪も普段より多め。試食をしたらとってもおいしかった。

不思議だね。 もう20年以上前なのに。あの味、まだ覚えてる。

2008年9月13日土曜日

32年前の授業参観。

Qちゃん、お帰りなさい。 夕食はまだ準備してないの。 少し遅くてもいい?

「かまわないよ。これ母さんから」Qちゃんの手にヤキマに住むラニママからの手紙が握られている。

ラニママから? 何か特別なことでもあったのかしら。

「そうだよな。 誕生日でもないし、特別なバハイイベントでもないし。 いいじゃないか、開けて読んでくれよ」Qちゃんの手からラニママの手紙を受け取る。ラニママはいつも差し出し人の箇所に自分のフルネームを書かないで「Mom(お母さんから)」と書く。 口を大きく横に引いた笑顔のラニママが私の脳裏に浮かんできた。さすがQちゃんを育てたラニママ。 Qちゃんの「好きなもの」を知っている。世界地理が好きなQちゃんは地球儀が大好きなのだ。

Qちゃん、とっても嬉しいみたい。地球儀カードを見て私の横でニコニコしている。手紙の内容をQちゃんに読んであげる。内容は次の通りだ。

ラニママのバハイ宗教の友達が久し振りにバハイ教の品々を整理していたところ「これ」を見つけた。そして彼女は母親であるラニママに「これ」を送った。ラニママとルースおばあちゃんは「これ」をみてとても懐かしんで喜んだそうだ。 ラニママは「本人が『これ』をもっているのが一番いいかもしれないと思ったの」という言葉で手紙を終えて「これ」を地球儀カードに同封してきた。

なんと「これ」は1976年12月5日のバハイクラスに参加していたQちゃんを先生(ラニママの友達)が記録していたものだった。 32年前ということは当時9歳のクデュース少年だ。私は日本でヨチヨチの2歳だ。僕の好きなこと: フットボール、ランニング、遊ぶこと、学校の算数、歌うこと、 話すこと、木登り、探検すること、友達や大人と一緒に過ごすことも好き。僕は木登りが得意で、キックボールも得意で、野球も得意で、算数も得意です。僕が苦手なのは「Keeping my mouth shut (口を閉めて静かにすること)」と「Writing fast (早く文字を書くこと)」です。

9歳のQちゃんの発言だ。私が父兄参観で彼のクラスに参加していたらきっと遠くから彼を温かい目で見守っているだろう。

おばちゃんは君の言ってることがすごく判る、うん、判る。

32年後の君はアメフトシーズンになるとテレビのソファーに足を伸ばしておばちゃんのことなんて無視して一人でかなり興奮してるもん。

君が大学に入る頃にはランニングも時時してたな。友達と遊ぶことは毎晩だったんじゃない?

そうだね、 君が得意としているように君は数字や記号や科学に強いから大学では理科系に進むはずだったのよ。だけどバハイ宗教の教えである世界貢献をしたいという希望で君は大学に進まないでアフリカに行くんだ。

それから君は大学での専攻を政治学に変えてしまった。

欲を言うなら16年前にアイダホの大学で理科系に進んでいた君におばちゃんは出会いたかった。

君は木登りが得意っていってるけど「木にぶら下がるのが得意なオラウータンの縫い包み(ペー君)を養子にする」なんて今の君には予想もつかないでしょう?

探検が好きだよね、君。

温和しそうな顔をしているけど行動はかなりワイルドだもんね。

大人になった君に連れられておばちゃんはいろんなところに無理矢理連れていかれて「探検」させられた。

台湾の台東の月だけしか見えない泥水の田んぼの細い土手を君に手を引かれて泣く泣く歩かされた時「君はいつまでたっても冒険者(腕白坊主)だ」と諦めた。

月光のスポットライトを浴びながら蛙のオーケストラがおばちゃんと君の為に生演奏してくれていた。そんな冒険をこれからするんだ、君は。綺麗だよ、台湾の真っ暗畑で見る月は。

苦手なことも9歳にしてはよく判っているじゃないか。

けど、君は32年たった今でも「Keeping my mouth shut」はまだ苦手みたいだな。

五月蝿いからおばちゃんは聞く振りをして無視しているんだ。

「苦手です」じゃなくて逆に「得意です」と堂々と胸を張ったらいい。

9歳の君が15年後におばちゃんに出逢うと「このクラスの参加者の中で」誰が予期できただろう。

皆の前で発表し終えて満足そうに自分の席に戻る9歳のクデュース少年を教室の後ろの父兄に交じって見つめながらおばちゃんは考えている。

この教室で「君の40歳までの道のり」を読みとれるのはおばちゃんだけだな。


晩ご飯: パッタイ
豆腐と若芽サラダ

9歳のQちゃん。 無邪気で競争心があってかわいいな。

2008年9月1日月曜日

ジェファーからの贈物 (後半)

2年前の初夏にスタートしたオレゴンでのQちゃんとの零からの質素な生活。

テレビもなかった。ベットもなかった。 メインの電話もなかった。 テーブルもなかった。

家にあったファンシーな家具はなくなったけど「労りあうこと」を学んだQちゃんと私がいた。

パソコンも去年の夏に導入した。パソコンを床に置いてじゅうたんに寝そべってパソコンキーを叩くのに慣れてしまった。Qちゃんとペー君はベースボールの統計を読んでいる。 Qちゃんはスポーツ統計おたくである。

ジェファーとシラさんがくれた願ってもない今回のプレゼントはパソコンデスク!
私がお仕事で働いている間、ジェファーとシラさんがパソコンデスクを組立ててくれました。(Qちゃんが撮影したフォト。クレジットをくれと言われたので記述しておきます。)わーい、お仕事デスクみたい。「いつもブログに熱中しているんだから本職とかわりないじゃないか」Qちゃん、それは褒めてるの、それとも皮肉のつもり?Qちゃん、頭に気をつけて!大丈夫?「うん、 大丈夫。 もう少しだ。」「よし、これでいいぞ!」

有難う、Qちゃん。

パソコンデスク一番乗りは「私」のはずだったのに!ペー君じゃないの!ちょっと、どいてよ!それになんですか、皆さんにお尻を向けて! 失礼でしょう!ジェファー伯父さんとシラさんにパパとママの代理人としてお礼をして下さい。

「素敵な贈物を頂いてどうもありがとうございますなの」と、上手にお礼をいえました。

ねえ、 ジェファーとシラさんからいつももらいっぱなしよ。 なにかお礼をしないとね。

「そうそう、 ジェファーがレストランでおむすびに興味を示してたな。 今度おむすびを作って持っていってやればきっと喜ぶよ」

そんな簡単なことで喜んでもらえるなら、愛情と感謝の入った美味しいおむすびを握るわよ。

ジェファーからの贈物 (中半)

ご馳走様でした。 ズッキーニはとても綺麗な黄緑色でアボカドみたいな色に仕上りました。いつも火を通し過ぎているので今回は少し短めに炒めました。歯応えの残る感触でズッキーニを最大限に味わうことができました。

さてとジェファーとシラさんから頂いた「お宝」を拝見しましょう。

プラステックのピッチャーだ。 欲しかったのよね。 有難う。えっ、このピッチャー外方を向いていて喧嘩した時のパパとママになんだか似ているって?自分がいつも仲裁役だっていうの? まあね、半分当たっているっていえばそうだわね。立派な耐熱グラス容器まで頂きました。さすがジェファー、使うものが私の生活と質レベルが違うなあ。

アディソン家の2008年西瓜記録オリンピック、ジェファーからの差入れで第8号突破です!まさかジェファーの畑で育てた西瓜じゃないよね。ペー君、西瓜を足台に使うなんて今日は頭がさえているわね。で、バッグの中には何が入っているの? 「、、、、、」沈黙のペー君。

つるっ!あっ、ペー君! 足元は大丈夫? 西瓜の表面はペー君のすべすべ素足には滑べりやすいのね。「ジェファーがインディアンストアで買ったものなんだって」興味があるのかテーブルのお宝に近ずいてきたQちゃん。ペー君、それなあに? Palappam?

「僕の好きな印度のクレープだよ! この前印度レストランで食べたやつだ! 今度作ってみて!」

食べるだけのQちゃんは簡単にそういうけれど作る私は強い動機がない限りあまり意欲的じゃないの。 だけど作り方はパッケージの中に入っているみたいね。 じゃ今度作ってみるわ。はいはい、次のインドのお宝はなんですか?チキンマサラグレービーとチキンローストグレービー。 どれどれ、レシピも簡単そうだし晩ご飯に今度作ってみましょうね。

晩ご飯: 朝と昼にしっかり食べたから夕食は作らないわよ。コーントルティーアチップス
サルサ
カッテージチーズ
自家製野菜ピクルスパリッっと、大きな口で頂ます!