2008年8月31日日曜日

誰ですか。

君は誰ですか。反応がない。僕の言葉がわからないのかな。馬乗りをしてみても。体全身で乗りかかっても。君は無言のまま。謎の人物を発見したぞ。パパとママに報告しないと!

「ペー君。 この人はパパの西瓜7号さんよ。 シャイだからそっとしておいてあげてね。」

晩ご飯: キムチと挽肉の炒めもの
玄米
自家製野菜ピクルス

2008年のアディソン家オリンピック。Qちゃんの西瓜記録。西瓜7号で最後になるか、それとも8号突破か!

2008年8月30日土曜日

試験に向けて。

10月初期にアメリカ帰化の面接と試験がある。 残り1か月。そろそろアメリカ公民の試験勉強を開始しないといけない。大学の時は苦手の分野でギリギリでパスしたけど、今回のように動機が違って勉強してみるとアメリカの政治の歴史やシステムも面白い。

隣に(元)社会科の先生が座っている。 疑問があれば直ぐに説明が聞けるという何とも恵まれた教育環境にいる自分の境遇にも感謝しています。勉強にすこし飽きたら、仕事のボスさんにもらったココアライスクリスピーをQちゃんと私とペー君で一緒に食べて一息。

晩ご飯: Qちゃんが作ってくれたレント豆をカレー味に変えてみました。レント豆カレー味ご飯
萌しサラダ
シュガーピー
キムチ
豆腐
青唐辛子
味噌汁

Qちゃん、質問出してもいいよ。 ちゃんと答えられるから。

お弁当

Qちゃんと私のお弁当。 別々に作ります。私の体(態)調のよいときはQちゃんのお弁当も作ってあげます。 私は夏のヌードルサラダでさっぱりそばサラダ! Qちゃんはキヌア弁当。林檎とプラムも忘れずに!Qちゃんの好きなカレーピラフ&チキンハツ弁当。 フルーツにはグレープフルーツを。卵とツナとレタスを挟んでQちゃんはスペルトパンサンドイッチ。 私はピタサンド。

ランチルームでサンドイッチを口にしたら私のことを想い出してちょうだいね。

頂きます。そしてお弁当を食べられることにお互い感謝しましょう。

34回目の夏が終る

晩ご飯をしっかりと食べる。ローストポーク
ケールと海藻の付合せ
ドイツ南部のポテトサラダ
自家製野菜ピクルス

夕食のあとQちゃんを連れ出して散歩に出る。夏終りの夕涼み。 小川の流れがさらさらと耳に優しい。 ひまわりは太陽に向かって咲くって子供の頃に誰かがいってた。

一華ちゃんと私は小学6年生だったかな、あの夏の昼過ぎ。

夏休みが終ろうとしている8月の末、二人で夏休み最後に学校のスイミングプールで泳いだ後一華ちゃんの家で一休みしていた。

水泳の得意な一華ちゃん。 一華ちゃんの家の庭にひまわりが咲いていた。

「ひまわりは太陽に向いて咲くんだよ」ひまわりを見つめている私の後ろで不意に誰かがそう言ったのを覚えている。

そう教えてくれたのは一華ちゃんだったのか、彼女のお母さんだったのか。今では思い出せない。

ずっと昔のこと。

今では思い出せない。太陽に顔を向けるひまわり。 ひまわりは強いんだ。ひまわりは自分を隠さない。ひまわりは与えられた夏をおもいっきり生きている。

あの夏の「少女」はそう生きていた。毎日がフル回転した暮らし。子供だった私。

大人になった私はどうだろう。

手が届くような過去をふと思い出してみる。

Qちゃんの後ろに隠れて自分への挑戦を破棄した。勇ましい太陽に自分の顔を堂々と向ける潔さは私にはない。

太陽に背を向けていた。私は弱いんだ。 私は私を隠していた。 自分から意図的に目を反らしていた。

どのくらい「そんなすさんだ夏」が過ぎていっただろう。

太陽に顔を向けて生きる。今の私には「一人では」できない。

だけどQちゃんと一緒なら太陽に顔を向けて生きていける。今の私にはQちゃんに支えてもらわなければ生きていけない。

そんな気がする。

来年も、再来年も、またその次の年も。こうしてどこかでひまわりを二人で眺めることができますように。

2008年8月29日金曜日

葉巻ですか。

何年に数回Qちゃんは煙草を吸う。

煙草というより葉巻だ。

ルイストンにいる時も、金沢にいる時も、ハワイにいる時も、時々葉巻ショップに足を運んで丹念に選択するのだ。

メキシコのメキシコシティーでキューバ産の良質な葉巻や煙草を手に入れたQちゃん。キューバ産の葉巻は格別だという。

Qちゃんが煙草や葉巻を吸う姿は別人の男のように見える。

なんだか触れることができない黒いオーラのようなもの発している。普段の親近感のある黄色のオーラが感じられない。

だから私はQちゃんが葉巻を吸う姿を見るのが好きではない。

Qちゃん、葉巻の時間です。火がいらないから火傷をするしんぱいもない。灰が落ちる心配もしなくてもいい。なによりこの葉巻の方が温厚なQちゃんにぴったり。

晩ご飯:すずきのマヨネーズオブーン焼き
コッテージチーズとサルササラダ
レント豆
コーントルティーア

すずきのマヨネーズオブーン焼き。これは美味です。 ななさんレシピに追加です。

2008年8月28日木曜日

レント豆ご飯を。--- 僕の独り言

そろそろ帰ってくるな。 ご飯でも炊いておいてやろう。

トントントン。 階段を上がってきたぞ。

ガチャガチャ。ドアの鍵を開ける音だ。「ただいま。 あれ、いい匂いがする。 ご飯作ってくれたんだ」上着をハンガーに掛けてる彼女。

ご飯だけ炊いておいたんだ。

「うわっ、 ありがとう!じゃ、おかずは私が作るね。 まだお腹空いてない? 30分で晩ご飯よ」

はい、待てます! 手を挙げて答える僕。

ご飯を炊いておけば彼女の機嫌は良くなる。彼女の作る美味しい夕食にもありつけるんだから一石二鳥だ。

おっ、できたみたいだ。 ブログのフォトを撮り終えた?

いつも「これ」してんだ。 本人は結構楽しんでいる。レント豆ご飯
蒸しチキン
萌しとグリーンレタスサラダ
ビーツ葉の炒めもの
キムチ
味噌汁
青唐辛子

食ってる、 食ってる。 今晩はよく喋るな。やっぱり機嫌がいいみたい、今夜の彼女。

ご飯を炊いておいてやるだけで、女ってこうも変わるもんなのか。

「と、そう思ってるんでしょう、Qちゃん」

斜め横に座る彼女が青唐辛子をかじりながら好奇心で目を大きく開いて僕の瞳に聞いてくる。

2008年8月27日水曜日

12年振り、アイダホ州ルイストンに帰ってみます-- (12) 想い出の場所

ルイストンでの生活は私を随分成長させた。

何も知らない少女から女の初期段階まで過ごした場所だ。

15年前の春私はこのルイストンの土に「自分という種」を撒いたのだと思う。ルイストン。大学は秋模様。これからもずっと、私がいなくなってもこの紅葉はキャンパスを敷き詰める。ルイストンの秋の夕暮れ、日が落ちるのは「この3日間の旅」が終りを告げるように早い。カメラのフラッシュライトをたいて撮影。 小学校のベンチに座る勉強熊。「偉いのね」と褒める私。だけれど勉強熊さんには汚れた裸足で大切な教科書を踏んでほしくない。子供達には真似をさせたくない。

私を包み込んで温めてくれた場所。ホストファミリー。

私が理想とするアメリカでの今後の暮らし方。それはホストファミリーになって縁ある学生さんに小さなオアシスを提供したい。

きっかけを与えたの当時18歳の私を迎え入れてくれたダナ ハスクルおばあちゃんの家。

私がブログに記録する「ななさん流アメリカ料理」はこの家で毎晩食べたダナおばちゃんのアメリカ手料理が原点だ。

愉快で優しい、だけれどケジメをつけて留学生のホストマザーの役割を20年以上もはたしていたダナおばあちゃん。

私がルイストンをおとずれた時はダナはシアトルの息子夫婦の家に引越しをしたという風の便りが微かに聞こえてきた。

残念だ。

この玄関をダナおばちゃんに「いってらっしゃい!」と元気に見送られて毎朝学校に自転車に乗って通った。Qちゃんと共にこの扉をあけて「おや! 結婚したのかい!よかったね」とダナおばちゃんに抱き締めて喜んでほしかった。

青いスーツケース一つでアメリカに乗り出した18歳の私。その成長を一番認めてくれるのはもうこの家には居ないダナだっただろう。

ダナおばあちゃんの家を出て一人アパート暮らしを始めた19歳の私。今でも覚えているオーナーのラルフおじいさん。 白いヒゲを生やした小太りのおじいさん。カウボーイハットをかぶってブーツを履いていた印象が忘れられない。あっ!まだ健在だ! Qちゃん、見て見て! Qちゃんもこのアパートによく通ってくれました。

4つの部屋があるアパートメント。私は写真左下の地下に住んでいました。このアパートに住んでいるとき、まだカリフォルニアの彼と手紙と電話で遠距離恋愛をしてた。Qちゃんに嫌な想いをさせてました。

あの頃はズルイ学生でした。 体の関係がないというのを盾にしてずっとサンディエゴの彼と「声と文字」で繋がってました。

だからこんな女に「結婚を前提に付き合ってくれ」とはQちゃんは言わなかった。

過去は過去、現在は未来の延長線。

大学時代のアルバイトは2つ。日本人留学生に英語を教えるアルバイトと家政婦さんのアルバイト。

「がさつな私」と「天使のような省子さん」と「聡明な明美ちゃん」の大学3人娘がこのマンションに住んでいた島根大学の名誉教授の安達教授の家政婦さん(らしきこと)をしてました。先生の食事の買物や、書斎の掃除、朝食と夕食の支度。この頃から「自分は家庭できる主婦延長線の仕事をしたい」と思いました。

語学を教えながらホームステイをしたいのも大学時代のこんなアルバイト経験が土台となっています。

安達教授は日本国宝に選抜された農業学者でいつも本を書いておりました。 とても温厚で優しい方で掃除も洗濯も自分でおやりになっていました。

そして時には書斎から出てきて「少し外の空気を吸ってきます」とキッチンで夕食の支度をしている私に優しく告げると、ルイストンの紅葉の道を一人で散歩に出掛けるのです。人の生き方は年を重ねるにつれてその人の所属する境遇や言葉や態度や行動に表れるものだと、安達教授を見て実感しとても尊敬しておりました。

自分が先生のお年になったら人から尊敬されなくてもいいが毒のない素朴なおばあちゃんになっていたいものです。この円を描いた坂道カーブを下りるとルイストンのダウンタウンへ向かう。ウィンディー叔母さんが勤めるYWCA。

アメリカで免許を取った私。

最初の車はニッサンスタンザでした。

故障するとこの修理屋さんに連れてきてよく直してもらったものです。シアトルまで遠出するときはいつも車の調子を念入りに点検してもらいました。

朝早いけどお世話になったメカニックさんはいるかしら。 車でウロウロしていると中に人影が。あっ! いた!いた!

「いや~!早朝車がウロウロしているからどうしたのかなと思って出てきてみたら! こりゃ、驚いた! もちろん、覚えているよ!」とメカニックのピートさんが仕事場所から顔を出してきたではありませんか!相棒のメカニックのデイブさんはまだ出勤していない様子。 「いあ~、 残念だな。 デイブに君達が会いに来てくれたことを報告しておくよ! 有難う!会えて嬉しいよ!」

想い出の街ルイストンで最後に会った人は、車社会アメリカで私の車の主治医だったピートさん(とデイブさん)でした。

「他に行きたいところはあるかい? 」と車に戻ったQちゃんがいう。

ピートさんにも会えたんだから、もう充分。 悔いはないわ。

「そうか。じゃ、ルイストンともしばらくさよならだ」Qちゃんが車のエンジンをかける。スネーク川を隔ててかかる橋。 この橋を渡ればアイダホ州からワシントン州に入る。さよなら、ルイストン。

Qちゃんサーモンとななサーモンが乗った車が静かにスネーク川にかかる橋を渡っていく。 二人が出逢った街ルイストンを後にして。

ただいまブレイク中。なんか文句あんのか。

ただいまブレイク中。なんか文句あんのか。主婦にもブレイクがいるの。 なんか文句あんのか。マウンテンデューを喉に流し込む。 なんか文句あんのか。なんだ? たくさん飲むと賞品を応募できるのか。応募しようかな。 なんか文句あんのか。みっともない足の組み方をしてって? これが私が一人の時の「ななさんスタイル」なんだよ。なんか文句あんのか。

晩ご飯: パッタイがQちゃんくらいに好きなんだよ。 なんか文句あんのか。醤油パッタイ
大根、人参、ズッキーニ、ビーツのオレガノビネガー
ブロッコリー
キムチ

自讃するけど、パッタイは最高だ。なんか文句あんのか。

2008年8月26日火曜日

キットカット- KitKat

Qちゃんが家にもって帰ってきた。 私の好きなお菓子。キットカット。ライスクリスピーが入ったチョコレートは私の贅沢品チョコレート。

「それはライスクリスピーじゃないよ。 ウェイハーだよ」

Qちゃんが横からつっ込む。

頂ます。 パクリ。あっ~幸せだわ。Qちゃんも少し食べる?

いらない、Qちゃんが細くて長い首を横に振る。

Qちゃんはミルクチョコレートはもう食べない、小麦系のお菓子はもう口にしない。 炭酸飲料ももう飲まない。

Qちゃんの体の中は綺麗なのかな。

晩ご飯: コーントルティーアが余っているし、今夜は作るのも面倒だから。豆とサルサだけのタコス。Qちゃんはその上にグリーンタコスソースをかけてぱっくん。

タコス日記ってのもいいね。 先週の$1タコスデート。おいしかったね。 あのメキシカンポテトフライ、 なかなかだったもん。 また今度食べにいきましょう。

2008年8月25日月曜日

コーヒー中毒

朝起きて軽くインスタントコーヒーを一杯。 まだエンジンのかかっていない頭に刺激を与える。コーヒー好きな方はここで何もいれないブラックで香りやその風味を味わうのかもしれない。しかし私は違う。

砂糖とミルクをいれないと口が満足しないのだ。

そう、私はコーヒー好きではなくて「たんなるシュガー中毒者」のようです。
それをみかねたQちゃん。 せめてマグネシウムやカルシウムの豊富なMalassesにしなさいと忠告された私。 瓶の底がもう見えるまで使ってしまった。いけないと知りながらカップに手が伸びる。 この繰り返し。 まっ、いいかでまた今日が終る。そして明日も同じことを繰り返す。

晩ご飯: 差入れピザで即席夕ご飯。ピザは随分食べてなかったな。 Qちゃんが小麦アレルギーになってから。