2か月前仕事帰りの駐車場でのことだ。
忙しそうに車の中に何やらたくさんの箱を詰め込んでいる男性がいた。そこを通りかかった私に「ハーイ、なな! 今夜はバーベキューにするかい?」とお声がかかり、BBQソースを私に差し出した。
誰かと思えばその日お店で彼が作ったBBQソースを売っている人物であった。彼は私の名前を覚えていたようだ。 ななという名前は簡単で覚えやすい名前なのだ。
「もちろん！」と彼にお礼を言って家に帰った。
だけれどその日はBBQを食べなかった。 私は彼に嘘をついて「試食で使い切れなかったBBQソース」をただでもらったのだ。
冷蔵庫を開けてBBQソース瓶のラベルに写る彼の写真を見る都度目を反らしてきた。
2か月前に彼と約束したので今夜やっとローストチキンにしました。
ローストチキンミレット
イタリアンポテト
サラダ
あっ、 このBBQソース。すごくフルーティーな酸味と黒砂糖の甘さがする。 さすが「Gourmet」って宣伝するだけあるわね。ごちそうさまでした。贅沢なGhetto Gourmet Barbecue Sauceでした。
