お仕事でで共に働いているシンちゃん。
まだアメリカに来て2年も立っていないからまだまだ見かけや話す言葉から「礼儀正しい日本人青年」が漂っている。
シンちゃんはとても真面目だ。仕事の取組みにしても、人間付き合いにしても真面目だと私は思う。
シンちゃんを見ているとまだアメリカ色に染まっていないなと感じる。
去年アメリカ人の奥さんと結婚をしてまだまだ新婚さんのご様子。 そんな彼はいつも奥さんのことを「妻」と呼ぶ。
「僕の奥さん」とか「僕のカミさん」とか「僕の家内」、なんていうのが日本人男性の口からよく聞くが、シンちゃんの場合はいつも「僕の妻」が主語で日本語が構成される。
シンちゃんの口から「僕のワイフ」という主格が自然と出てくるようになったら、彼がアメリカナイズされた証しだろう。「あの、これ僕の妻から皆さんに。僕の妻が焼いたクッキーです。召し上がって下さい」シンちゃんが仕事仲間に可愛くラッピングされた袋を嬉しそうに手渡している。ちゃんと名前まで書いてくれている心使いが嬉しい。
去年のバレンタインデーにもシンちゃんの妻さんに甘いお菓子の詰合せを頂いた。
そういうイベント行事を楽しむシンちゃんの妻さん。さすがアメリカ人だなと思う。イベント行事を楽しめないで冷めている部分があるうちは私がどんなにあがいてもやはり骨までアメリカ人にはなれないんだろうな。自分でも偏見だと認めるがアメリカ人が焼くチョコレートクッキーはどうしていつも外はサックリ中はシットリなのだろうか。その舌触りの良さに一口かじるといつも私はとろけてしまう。
晩ご飯: 冷蔵庫の野菜さん「晩ご飯だよ、全員集合!」野菜炒め(カリフラワー、ピーマン、タマネギ、人参、セロリ)
秋刀魚の炊き込ご飯
シンちゃんと妻さん、いつまでも仲良くアツアツで。 二人のようにとろけるクッキーをありがとう。