2008年3月5日水曜日

あのこ

仕事と家を繋ぐ1本道。 その途中に地元ピザ屋さんがあるんだけど、その裏側が道路に面しているんだよね。そこで従業員が休憩で煙草を喫ったりしているけど、調度私が帰宅する時間に何時も会う女の子がいる。あのこは細くて長い足を抱えていつも椅子に座って本を読んでいる。一番左の椅子に座っている。座布団の替りにダンボールが敷かれていることもある。いつも白かグレーのジャケットをはおっていて、ジャケットに付いている帽子で子猫のような小さな頭をすっぽりとおおっている。 真剣な顔で黙々と膝の上に置かれた本を読んでいる。煙草を吸うわけじゃない、他の若い男の子達と冗談をいいあっているわけじゃない、 ただ一人淡々と本を読んでいる。

あのこをそこまで夢中にする本、あの細い指でめくられるページには何が書かれているのだろうか。

雨の日や、風が強い天候の悪い日はあのこに会えない。天気のよい日は一番角の指定席に座るあのこの前を通って家に帰る私。

明日も仕事、仕事帰りにあのこに会えるかな。

今晩の夕食はQちゃんにお任せします。何やらスパイシーな香りが鼻につく。砂肝とブロッコリーとキャベツのタイ風炒め
ヒヨコ豆と玉葱サラダ
玄米

あのこと話したことはないし、知りあうこともないだろう。 だけれど帰り道にあのこを見ると「まだあのこがここにいる」と安心する。 いつかあのこはここから消えると知っているから。