ポートランドの妹ジェアタ宅でラニママや姪ニアーズとローズに会ったQちゃん。 家族にあうと気分も晴れやかになるようだ、Qちゃんの顔がほころんでいる。Qちゃんを待つ愛妻にタイ料理を抱え込んで帰ってきた。そしてリビングルームの床に何やら置いて「母さんからNANAにプレゼントだって」と嬉しそうに云ってトイレに入った。
素敵な女性ラニママ。この前彼女からバハイ教の正月カードが届いていた以来だ。そういえばメールで新しく飼った犬の写真を送ってくれたっけ。ブログに載せよう載せようと想いながら、、、時間はどれだけあっても足りない。
ラニママのバハイ教友達が作ったカード。
小学校の先生をしていたラニママ、流れのある美しい書体でいつもメッセージを書いてくれる。「時々変なものを贈りたがるんだよ、おふくろ」とトイレから出てきたQちゃんが苦笑いをした。
かわいい~! ラニママのユーモアのセンス、お洒落で私は大好き!
羽根がフワフラで顔が隠れている。フッ~と吹くと可愛いお顔が出てきた。 きゃ~かわいい。 結構セクシーだからマリリンモンローを見立て、我が家のリトルマリリンと名付けよう!
あっこれ、いつもの場所で見つけたのかなラニママ。今度は何だろう? 死海の泥でできた石鹸? 説明書によると死海の泥はミネラルがとっても豊富なんだって。へーおもしろい。 じゃ、私の乾燥したお肌もスベスベになりそう。まだあるのか? 床に正方形の小さな箱がある。
ラニママは私がスパイシーな唐辛子が好きなことを知っている。結婚したての頃ホノルルで唐辛子模様の鍋敷きと鍋つかみセットを買ってもらったのが始まりで、街で見かける唐辛子グッズをよくプレゼントしてくれる。世界の唐辛子の写真と説明された細長いお洒落な本ももらった。あれも全てハワイの想い出だ。オレゴンでの新しい暮らしには連れて来なかった。
オレゴンのアパートでラニママからの唐辛子グッズとまた暮らすことができる。
唐辛子の絵が描かれたタイル製のコースター。人を招くのが生活の一部だったラニママ、お茶を出すときに必要なコースター。 ラニママらしい贈物。
ラニママが家族を愛してくれているのが伝わる。ハワイ暮らしを記録にするためにデジカメを買ってくれたのもラニママだった。 今のデジカメもラニママが買ってくれたものだ。ラニママからのデジカメで彼女の息子とその妻、そして家族の写真をブログに残していく。 これが私のラニママへの愛情と感謝の気持なのだから。
翌朝私はある衝動にかられた。 Qちゃんに感謝することだ。ラニママのような人と出逢うこと、それはQちゃんを通してのことだ。 Qちゃんに手紙を残す、ラニママの愛情グッズと一緒に。
どうやら今回もすぐに帰れたようだ、髪も切ったようだ。メモにそう書いてある。
Qちゃん、髪を切ってさっぱりしたわね。益々私好みになったじゃない。
Qちゃん、また林檎をかっぱらって来たね。これなあに? ジェームスジェファソンさんが焼いたココナッツメレンゲクッキー? 小麦が入ってないからQちゃんにもってこいのお菓子だね。
タイ料理ってさ、スパイスを上手に使うよね。バジル、レモングラス、東南アジアへようこそ!
Qちゃん、小学校何年生ですか? ピカピカの1年生みたいじゃない? Qちゃん、ピカピカの40歳なのにね。
食事前にソファーで絵本を読むラニママ。アッカンベーのタカンガ、 ラニママ、 タラ、そして成長したニアーズ!
ローズも加わると、Qちゃんの姪達の勢揃い!
ニアーズは赤ちゃんの頃から知っている私。この前逢ったのはハワイの私の家でだった。いっしょに色塗をして、ペー君を振り回わして遊んでいたのに。
そろそろディナータイムかしら。ジェファーの彼女シラさんとタラちゃん、一緒にテーブルセット。
タラ、何が食べたいの? グラングラン(ラニママは自分をそう呼ぶ)がお皿に取ってあげるわよ。
ジェファーおじちゃん、魔法の球をタラちゃんに貰ってパワフルマンに変身!
ジェファーとシラさん。 ピンクのカーディガンはラニママ手製の贈物。
お腹が空いてるお二人さん、タイスープはココナッツミルクで濃厚!
お二人さん人前でキッス! 後ろに飾ってある絵画、ジェアタと御主人シオネの結婚記念で友達が描いて贈ってくれた。この絵もキッス! じゃ私達もキッスする、Qちゃん?
Qちゃんの恥ずかしい写真、こっそり載っけよう。 今晩これ見たらどう反応するかなQちゃん
このオレンジのセーターもラニママが編んだもの。 ラニママの愛情を着込んで私達家族は繋がっているのだ。ありがとう、ラニママ。

Qちゃんが小麦は食べれないからという理由でフラワートルティーアを食べてなかったけど、 この前無性に食べたくなって買物カートの中へ入れた。
このフラワートルティーアが我が家の晩ご飯に変化をもたらすとは誰も知るよしもなかった。
黄色のお皿さんを連れてきて、
フラワートルティーアをお皿に広げて、
残りのリフライズビーンと焼き飯をのっけて電子レンジでチン。
レタスと玉葱、サルサソース、サランチョラ、サワークリームをのっけて、
クルクル巻いて、
温野菜のサラダとポテトサラダをお皿にのせたら「私の晩ご飯」の出来上がり。
牛肉といんげん豆のオイスター炒め
捨てればいいのだけれど、シンプルで可愛くて暫くは私の宝箱に入れておくことにした。なぜだか子供の頃に戻ったような嬉しい気分になった。
朝食を兼ねて味見をする。 ジワジワと美味しさと栄養が体に浸透していく。 よしっ、 今日も仕事に行ってくるか。朝5分の感謝の時間。
大好きなQシープ-my dear Q sheep
ローストポークとオニオン
本場のフムスを食べたことがないから、こんな感じかなくらいしか判断できない。フムフム。けどこってりとしてコーンチップスと相性がいいね。 Qちゃんが帰ってくる前に食べちゃった!
ローストケージャンチキン
空が青く、春朝の空気もピリッとしている。 もっと自分を外に出さなきゃいけないな。
透き通った水の流れも早く、カラカラと音を立てている。 春を見つけた。


この当たりではよく目にする。水仙の華。黄色が春を感じさせてくれます。
駐車場がピンクの華で飾られて、 小学校の桜道を思い出します。
春の入道雲の下から見上げる梅(桜)の華、春の息吹を目にする瞬間。
カメラを肩から下げて、目に映る春を撮る。
自分の心を動かしてくれるもの、日常という地面にしっかりと密着している確かな写真を撮り続けたい。
良い天気ですね。ところで仕事中お聞ききしますけど、何をしているのですか。
春になったから新しい低木に植え替えているんだ。カメラを持ってあんたは何をしているんだ?
春捜しの散歩をしているの。そのポーズいいわね、 撮らせてもらってもいいかしら?
ああ、いいよ。好きなだけ撮ってくれていいよ。アパートの中で私が一人静思している間、このように人々は動いていたのだ。
アパートの密室では私は悲劇のヒロインだったが、 外に一歩出れば私は誰でもなくなる。通りすがりのカメラを持つただのアジア人だ。
臆病な自分を春の訪れとともに再確認する。
地面に根を広げて二人で寄り添うたんぽぽ。Qちゃんと私を象徴しているよう。誰も気にも止めないけど精一杯に生きているようで自分達夫婦のように見えるのだ。
温かい空気を胸に吸い込んだら、Qちゃんと二人のアパートに戻ろう。 時間があるから今晩は少し手の込んだ料理にしょう。

