料理は癒し。料理を誰かの為に作り食べてもらう。料理は私にとって愛情表現だ。
料理材料が絵の具なら、皿はキャンバスだ。 西洋東洋とアート表現は異なるが、私は西洋式ワンプレートで料理を描きあげる。
料理材料が絵の具なら、皿はキャンバスだ。 西洋東洋とアート表現は異なるが、私は西洋式ワンプレートで料理を描きあげる。
結婚して一緒に暮らすようになってQちゃんは料理好きな私に効率の良い台所と道具を与えてくれた。台所の戸棚には沢山の皿、 ガラスのグラス、 コーヒーカップ、 どんぶりボール、 ご飯茶碗、 味噌汁茶碗、小皿、 刺身皿、 なんでも揃っていた。2年前にオレゴン州に移って「新しい暮らし」を始めるまでは。
前のブログにも書いたが、オレゴンで暮らすことは私とQちゃんにとって今までの物質的贅沢を全て捨てて再スタートすることを意味していた。
今までの贅沢品はすべてヤードセールで売った。$200にもならなかったが、過去の物は全てハワイに捨ててきた。
現在、過去、未来。料理をQちゃんに作ること、それは私の第一の義務であり任務でもある。そして何よりもそれを楽しんでいる。二人が共に暮らす限りそれは何処へ行っても変わることはない。
オレゴンの小さなワンベットルームに越してきて最初に二人で足を運んだのは近所にある ONE DOLLAR ($1 ) ストアだった。

何もないところから二人のアパート生活が始まった。新婚さん気分で虚しさより嬉しさの方が大きかった。
セカンドショップめぐりは私の趣味で、散歩がてらに足を運ぶ。誰かがいらなくなったキッチン用品が私のキッチンにお嫁入り。
今度からは必要なものだけを家族に迎えることにした。 贅沢はしたくない、鍋やベイキングディッシュも最低限しか今は置いてない。前のキッチンの3分の1の広さもない今の台所にはどうせ置き場がないのだから。
けれど一つだけ例外がある。Qちゃんが大好きな CORELLE の皿。 薄くて軽くて電子レンジ対応の実用的な皿。



今晩も私は黄色いキャンバスに料理を描く。西洋のワンプレートスタイルに日本料理の寿司をのせて。

味噌汁
皆さんにワンプレート料理のコメントを頂く度に「決してワンプレートに魅せられて毎晩作っている訳ではない事実」をいつか公開したかったのです。ついにその時がきました。心がスッーとしています。