昨日と同じように朝がきた。Qちゃんはベットの私を残してもう仕事に行ってしまった。椅子に足を抱えて坐り込んでみた。子供のように。サウンドレスのアパートの二階から誰かが運転する車を見送る。私は朝起きるとすぐにお腹が空く質だ。そばが食べたい。冷たいそばが食べたい。じゃぶじゃぶと水道水でそばを洗う。出勤までまだ時間がある。 ゆっくり朝そばタイム。
8月後半オレゴンの朝。アパートの二階から一人椅子の上に胡坐をかいて冷たいそばに箸をつける。窓の外はサウンドレス。まるで静止しているかのよう。
アパートにいる私の心の時計の針はいつも動いている。チクタク、チクタクと。まるで時間に追われているかのよう。