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ひまわりさんが焼いてくれたスペルトマフィンのお供には山田太一さんの「飛ぶ夢をしばらく見ない」を読みながら。
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本を読んでる間にランドリーもしておこう。スイッチ オン!
今朝は寒いね。天気予報じゃひょうが降るって報告してたけど、4月の半ばでひょうはないでしょう? 山岳じゃあるまいし!
といってたら、あらら、本当にひょうが降って来た!
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寒い体には温かいミルク雑炊を食べて体の芯までぬくめよう。
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あれだけ激しかったのに、すっかり天気なって今では御日様が出てきた。
洗濯が済んだみたい。ペー君、どこにいるの? 洗濯ものを畳むのをお手伝いしてくれない?
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「NAちゃん、スペルトパン焼いてほしいな」Qちゃんスペルト小麦に惚れ込んだ。いいよ、 じゃ焼いてあげる。今日はゴロンの日だから。
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じゃ買物に行きましょう。フーボンに連れてってくれるの? 体がダルイから今回はパスしとく。ロスに買物に行きたいの? 私はエナジーがないから、車で読書してる。
Qちゃんと一緒にショッピングモールへ。平日だから空いてるね。 Qちゃん、先にロスで買物してきて、私は車で本を読んでるから。
山田太一さんの「飛ぶ夢をしばらく見ない」のページーを開いて上から下へと目を動かして読んでいく。 体がダルイ、眠いのだ。車のシートを倒して車の中で昼寝をした。
車の鍵が開く音で目が覚めた。 Qちゃんがロスから帰ってきたようだ。 かなり体が消耗しているのか、窓から丸見えの公共の駐車場で普段このように溺睡したことはない。
Qちゃんと共にディスカウントストア食品店ウィンコに入る。
大きなカートの中に食料品を入れていく。 野菜、果物、缶詰め。計り売り場では豆類、スパイス、スペルト小麦、ドライフルーツ、ダークチョコレート、ナッツ。
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私とQちゃんは安売りの肉しか買わない。少し元気のない私の手を握り、Qちゃんは精肉セクションに私を連れて行った。今回は牛肉ステーキが特売になっていた。
彼の手の温もりが私の手を通して伝わる。不思議とドキリとした。家でしていることなのに外ですると時々ドキリとする。
毎晩手の届くところに彼がいるのに彼を異性として触れていないのか。こうして異性として彼の手を握る度に私は未だQちゃんに魅かれている。
「僕が作るから今夜は久し振りにステーキにしょう」Qちゃん、お財布担当の私に許可を求めた。 あまり深く考える程の体力はない、どうでもいいから自分の好きなものをカートに入れてくれという言葉を残して私はトイレに行った。
トイレに入ると5歳位の女の子とお母さんが隣のトイレで話をしていた。 女の子がしきりに何かを話していて、それにお母さんが優しく答えていた。
トイレの仕付けの時期なのだろう。こうして大人(家族)が子供にトイレの作法を教えて行くのだろう。そういえば私の周りにいる「お母さん達」もこうして子供の仕付けをしているのだろうかとふと考えた。そしていつも優しかった「自分の母」に感謝した。
会計を済ませ、出口のベンチでQちゃんと私は一休み。喉が乾いていた、自動販売機で35¢のチェリーコークを買った。強い炭酸が喉を流れていき一瞬にして目がさえた。
人目を気にしないでQちゃんが「プリッツ、食べるかい」と計り売場で買ったスナックを手渡した。私はそれをポリポリとかじりながら「ウィンディ叔母さん、まだ毎晩プリッツを食べているのかな」とQちゃんに聞いた。
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娘を肩に乗せたお父さんが、後ろをヨロヨロと歩く息子に「こっちだよ。早く来なさい」と促しながら目の前を通った。
その後3歳位の男の子が、コーラを片手にしたQちゃんとスナックを食べている私に向かって「駄目!駄目!駄目!お店で食べものを食べちゃいけないんだよ!」と警告した。
彼の可愛さに二人で微笑んでいると「どうして叱られているのに笑ってるの?」といった不思議そうな顔をしながらお父さんの後に付いて行った。男の子は何度も私達夫婦を振り返えりながら、 やがて駐車場に消えていった。
家に帰ってQちゃんに夕食を任せた。私はサラダを作った。
ステーキはウェルダンしか食べなかったが、Qちゃんに1度ミディアムで焼いてもらったステーキを食べてから病み付きになった。 今夜もQちゃんにミディアムで焼いてもらった。
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シナモンロール
ステーキ
今夜はバハイ勉強会をジムさん宅で行うことにした。Qちゃんはシナモンロールを持参し、愛息子ペー君も同行してジムさん宅に向かった。
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