2008年4月15日火曜日

警官さん、お疲れ様です。

夜の8時40分。私とQちゃんは明日はオフなので、夕食のあとまったりとソファーで 布団をシェアしながら横になって映画を見ていた。

何やら外からスピーカの声が聞こえる。

「動くな」、「手を上げろ」、「車からゆっくり出なさい」。

Qちゃんがすでに閉まっているブラインドーを少し開けて外の様子を覗いている。私もペー君を抱いて興味で覗く。

いつの間にパトカーが3台も止まって斜め前の黒い車とスピーカーで交渉している みたいだ。

この交渉、かなり深刻なのか1時間続いている。

始めは何が起こるのかとスピーカーの交渉をQちゃんと二人で顔を見合わせながら盗み聞きをしていたが、容疑者もなかなか譲らないようで警官の言葉に応じない。「動くな」、「手を上げろ」、「車からゆっくり出なさい」。その繰り返しで、もう10時近くになる。

テレビドラマのシーンのような事が起こらないので、Qちゃんは見ていた映画を見ているし、私は「容疑者と警官達の交渉」をブログで報道している。

Qちゃんに「こっそり写真を撮ろうか? これはブログにはいいねただもん」と云うと、Qちゃんが「それはやめなさい!」と眉毛を動かさないで云った。

もし私が「撮りたい!」とQちゃんと交渉を続けたら、Qちゃんは眉毛を逆三角にして真剣に反応するだろう。

もしかしたら、 このスローな「容疑者と警官達の交渉」よりも「QちゃんとNANAの交渉」の方が激しくてブログの話にはいいチョイスかもしれない。Qちゃんをからかうのも明日がオフならいいんじゃないか、と悪戯心も働く。

ここまで書いたら、外が静になっていた。ブラインドーをそっと開けてみる。

ぎょっ! いつの間にパトカーが増えている。それほど深刻な事件なのか? もしかして大量な麻薬押収? なんて頭の中で空想だけが膨れていく。

明日のローカルニュースで報道されない程度で済めばいいけど、 警官も大変な仕事です。 コーヒーでも持っていってあげたいです。お疲れさまです、私は一足お 先に眠らせて頂きます。
私のアパートの前にいるポリスではありませんが、 國の住民を守ってくれるお仕事にはボストンの警官でもかわりはありません。 お疲れさまです。