2008年4月18日金曜日

麦茶--夏の想い出。

今朝はよい天気。窓硝子から光が差し込む。心が温かくなる、そんな朝だ。

朝一番に仕合わせさんがくれた麦茶を作った。部屋の中に広い野原に心地好い風が吹き、子供の頃にその草の中を走った時の匂いがした。真夏の空の下で汗をかきながら駆け回ったあの野原。

家に帰り、麦わら帽子を脱ぎ捨てて冷蔵庫から冷えた麦茶をグラスになみなみと注いでそれを飲み干す。母が「こんなに、汗をかいて」とタオルで優しく額の汗をぬぐってくれた。

夏になれば麦茶はいつも冷蔵庫に用意されていた。家に帰れば母はいつも笑顔で迎えてくれた。

今年もまた夏が来る。 冷蔵庫にはもう麦茶はない、家に帰っても母がいない生活を始めてもう8年目の夏になる。

懐かしい想い出はいつもセピア色で優しい。当時どんなに反抗して不仲でも母の温かい声を忘れることはない。

母は「無条件」で私に愛情を注いだが、私は母を「条件」で愛そうとした。

母が娘の私にしてくれたことは書き切れないが、私が母にしてあげたこと「あるだろうか」。

夏休みの昼食には母がよく残りものを入れて焼き飯を作ってくれた。 いつもソーセージが入っていて、緑色のピーマンも細かく入っていた。 醤油と胡椒だけのものだが腹ペコの私にはご馳走だった。お母さん、有難う。

Qちゃんと暮らしてから焼き飯の具が変わった。 ピーマンは「生」でしか食べない、胡椒は入れない、加工品のソーセージは禁物だ。焼き飯
玉葱サラダ
チキンスープ

焼き飯、具が変わろうが、味が変わろうが旨い。旨ければそれでいいのだ。今日も無事過ごせて感謝しています。 セピア色の想い出があっての今の暮らしにありがとう。