「NAちゃん、風邪の前触れじゃないの? ビタミンCを取らないと駄目だよ。」
Qちゃん、私$1ケーキ食べたいな。


じゃ、戴きます。美味しい。ペロッと食べちゃった。喉がイガイガの時は砂糖とクリームはよくないんだよね。 少し後悔、 けどケーキはもう胃の中だ。今の私の気分は「Thumbs Down」かな。

仕事から帰ると、Qちゃんが晩ご飯を作って待っていてくれた。Qちゃん何をこさえてくれたのかな?

人参の炒めもの
コーン
人参と赤ピーマンサラダ
玄米
Qちゃん、この「人参の炒めもの」って生だよね。 「人参と赤ピーマンサラダ」とあまり違わないんじゃないの。
「もちろん、 違うさ! サラダはバルサミックビネガーとオリーブオイルで合わせてあるだろう?」
カレーは美味しいよ、けどね「この人参作品」はハッキリ言わせてもらいますけど、

翌朝、仕事に出かけるQちゃんにカワユク近ずいて後ろからギュッと抱き締めた。甘え下手な私が「こういう愛しげな行動」を自発的にするのは年に数回しかない。Qちゃんも嬉しそう。
「じゃ、いってくるよ」と優しい笑顔。「いつものキッスも忘れないで」とかわゆく目を閉じてQちゃんに唇を大きく突き出してQちゃんの唇を待っていると、唇の替りにQちゃんのホッペが私のホッペに触れた。
もう1度唇キッスをせがむ私にQちゃんがクールにポツリ。
「風邪気味だろ? 風邪が僕に移ったら困るだろう? じゃ、いって来るよ、ハニーちゃん。」
ちょいと、お待ちよ、そこのQ太郎! 私がこんなにスキンシップを求めることはないよ! あんたはその機会を逃すのかい? おい、こら待てったら、Q太郎!
女心を何も知らないでQちゃんは元気な姿で朝に消えていった。
Qちゃんの「この態度」はブービー賞!

と、強気にでたいけどQちゃんが風邪を引くと「スタミナスープ」やら「布団を持ってこい」とやら五月蝿いからな。取り敢えず今回は「愛情のバイ菌」で勘弁してやるか。