「仕事帰りに銀行に寄ってこの小切手を入金してくるから、帰りは少し遅くなるよ」Qちゃんはリュックを背負いながら眠い目を擦っている私にいった。
「いいよ、 Qちゃん。 私が銀行に行くよ。天気が良くなるって一週間天気予報でいってたから。散歩にもなるもん」Qちゃんが握っていた2枚の小切手に裏書をさせて、忘れないように玄関前に2枚の紙を無造作に置いた。
朝の10時。 銀行までの道。 朝の交通渋滞はすでに引いていて車の数はそれほどでもない。
温かい高い空。 その中を飛行機が一台サウンドレスで飛んでいく。ポートランド空港に陸地するのだろうか、それともどこか違う空港に羽根を向けている途中なのだろうか。 飛行機を見るといつも疑問に思う。
銀行までの道のり。ひまわりさんがくれたグレーのジャケットも今朝は腰に巻き付けて半袖シャツで歩く。 それでも汗が滲みでるほどの暖かさだ。
銀行手前の横断歩道。「止まれ」から「進め」に変わるのを待っていると、 自転車に乗ったお兄さん「悪いけどそのボタン押してくれないか」と笑顔で頼まれた。
私とは反対方向に向かうお兄さん。信号待ちのほんの数分間この温かい散歩日和を共にわかちあう。
私より先にお兄さんの信号が「進め」に変わる。 お兄さんは「有難う、よい1日を!」と爽やかにいうと反対方向にスイスイと自転車を漕いでいった。
銀行で用事を済ます。 今日は割合空いていて5分で済んだ。帰り道はいつもと違うルートで帰ってみよう。
その前に図書館前の広場で少し足を安めてベンチで一休み。 携帯電話を片手に話している人。さっささっさと図書館に本を返却しに来た忙しそうな人。何やら大統領選挙の登録台を立て始めた人。子供連れの家庭サービスをするお父さん。こうやって人間観察をしている私。こうしてみると人ってその瞬間、瞬間、違うことをしている。
読書をする本はもってきてない。 青空の下のベンチに腰を下し人間ウォチングをしながら彼らの生活を想像して私の頭の中で「小説」にしてみるのもおもしろい。
こんな緩やかな日中。私にとって最高の読書日和なのだ。
久し振りのホワイトソース。Qちゃん、ラクトースの薬を食べる前に飲んでね。チキンとスウィートピーのホワイトソースディッシュ
玄米
サワーレタスサラダ
なんだか眠いの、 私はもう先に寝るわ。 おやすみQちゃん。