2008年5月11日日曜日

ここを通るたびに

ここを通るたびに季節に触れる。

ここを通るたびに川のせせらぎを聞く。

ここを通るたびに花が着ける香水が漂う。あなたは車で今晩もここを通ります。 春です。奇麗な花を咲かせて甘いコロンをつけてあなたを呼び止めているのに、 あなたは車で過ぎ去ってちっとも目にかけてくれません。

ここを通るたびに「そんな声」が聞こえます。 それは「私の声」のようです。

ここを通るたびにあなたと一緒に「この感性」を無言で語り合いたいと思う「私のつぶやき」です。

アパートの二階の窓からあなたの水色の車が見えるのを首を長くして待っている夕方。

簡単、でもとっても美味しい「あなたの好きなメキシカンプレート」であなたの帰りを待っています。挽肉とコーントルティーアスクランブル
メキシカンライス
コーンサラダ
レタス
リフライドビーン
サルサ

お帰りなさい! ねえ、あそこのピンクの花、すごく奇麗でいい香りがするの。今晩食事の後に行ってみない?