仕事に行った。
夜一人のアパートに帰ってきた。Qちゃんはいない。灯をつけるとキッチンのカウンターに食べかけのとうもろこしを見つけた。
くすくす。誰もいない静かで小さいキッチンで笑った。
なんだこりゃ? 鼠が食べたのかと思うほど不格好にかじってあるとうもろこし。
しめしめ、Qちゃんが帰ってくるまでにコッソリと写真を撮らなければ。 これなら鼠のほうがまだ丁寧にかじれるはずだ 。
数分後Qちゃんが帰って来た。クスクス笑う私に「なんだよ、なんか変? ひげ、剃るの忘れてた?」細いアゴを手でさするQちゃん。そんな姿は15年立っても変わらない。自慢するけど可愛いQちゃん。
悪戯っぽくウインクして食べ掛けのとうもろこしを指差す私。
「Oh, I left for you. I want you to eat some. We can share. (あっそれ? NANAのためにわざと残しておいたんだよ。)」さらっと言ってのけるQちゃん。
心優しいところも15年立っても変わってない。これQちゃんの人柄だから死ぬまで変わんない、、、、で、欲しい。
妻より。
大好きな人のためにご飯を作れること、今の私には貴重です。
- カリフラワーの茎と人参のかき揚げ
- ポテトとカニカマのサラダ
- 鳥肉と法蓮草の炒めもの
- ブラックアイビーンズと玄米の炊き込みご飯
Qちゃん、 美味しい?