 「おめでとう。僕の國へようこそ。」 あなたの側にずっといたいから。だからあなたと同じ國の人になっちゃった。
「おめでとう。僕の國へようこそ。」 あなたの側にずっといたいから。だからあなたと同じ國の人になっちゃった。 「そういってくれて嬉しいよ。」 16年たった今日、あなたのところにやっと海を越えてお嫁に来たかんじ。
「そういってくれて嬉しいよ。」 16年たった今日、あなたのところにやっと海を越えてお嫁に来たかんじ。 これであなたの腕以外に帰るところは私にはもうなくなっちゃった。
これであなたの腕以外に帰るところは私にはもうなくなっちゃった。 「、、、、、、、」 あなたにファイナル コミットメントだね。
「、、、、、、、」 あなたにファイナル コミットメントだね。 寄り添えるあなたが居るからできたこと。 不束か者ですが、これからも側において下さい。
寄り添えるあなたが居るからできたこと。 不束か者ですが、これからも側において下さい。最後になりましたが帰化宣誓式での様子です。
 Qちゃん、 私なんだか恥しい。
Qちゃん、 私なんだか恥しい。 やだな~、 次はあたしの番だ。
やだな~、 次はあたしの番だ。 「おめでとう。」 ありがとうございます。
「おめでとう。」 ありがとうございます。 戯けて舌を出してたら、Qちゃんに怒れた。
戯けて舌を出してたら、Qちゃんに怒れた。 今度は真面目な顔で撮影です。
今度は真面目な顔で撮影です。 これからは死ぬまでQちゃんとアメリカで生きていきます。
これからは死ぬまでQちゃんとアメリカで生きていきます。Qちゃんと私は食後の散歩をした。
近くの公共ガーデンの誰もいないベンチで少し肌寒い秋風に運ばれた鳥と草の音を聞きながら「今までの16年間心にあったQちゃんとの結婚に対する気持ち」と「これからの結婚へのコミットメント」について帰化宣誓式を終えた私は心から溢れ出る感情をQちゃんに浴びせた。
黙って聞いているQちゃん。
Qちゃんにしても今日は「彼の心の中で何かが変わった日」に違いない。静かに空を眺めている。
Qちゃんが見上げる空を私も静かに眺めてみた。
それからQちゃんは何もいわないで大きな腕で力一杯私を抱き寄せた。
Qちゃんの腕の中はとても暖かくて力強かった。
それはこれから私といっしょに歩いていくという「Qちゃんの私へのファイナルコミットメント」だったのかもしれない。
私は2008年の10月6日にアメリカで生まれ変わって、そして同じ日にQちゃんと再び籍を入れた。
今度のコミットメントは「自分で選択」したのではなくて「状況が歩いてきた」ような気がする。私はただその機会に手を伸ばしただけだったような気がしてならない。
そんな気がする。そしてなんとも気分がいい。
 
 

