2007年9月24日月曜日

お帰りなさい。

今日は遅番の日。仕事を終えると空は薄暗くなっていた。Qちゃんが帰ってくるから少しワクワクして家に帰った。うっしっしっ。アパートの隣の道を歩いて見上げると部屋の灯がついている。 居た居た、Qちゃんがソファーでテレビのアメフトを見ているのが丸見えだ。ストーカーだと思われたら嫌だから早く家に帰えろう。


トントントン、階段を上がる私の足音も軽やかだ。Qちゃんが扉を開けてお出迎え。やっぱりこうじゃなくっちゃ!新婚さんじゃないから「貴方がいなくて淋しかったわ~。」チュッチュッとはいかないが、Qちゃんのこの笑顔に出向かえられると安心するんだよね。 

着替えを済ませて二人でソファでリラックス。アイダホの伯父さん夫婦、大学時代の友人夫婦のお話などの土産話を持って帰ってきた。 伯父さんから本を借りてきたようだ。なんか分厚い本だな。伯父さん、今年自分が出版した本をちゃっかりとQちゃんに持たせているぞ。皆さん興味があったら読んでみてね。


PSYCHE AND EROS: Baha'i Studies in a Spiritual Psychology. By Rhett Dissner. George Ronald, Publisher Oxford 2007.


さて話も一段落。私は仕合わせさんからの任務を果たさなければならなかった


Qちゃんが旅に出た金曜日の朝仕合わせさんが太っちょの丸い栗を2つ私にくれた。興奮して喜ぶ私に冷静な声で仕合わせさんが断言した。「NANAちゃん、全部食べたら駄目だよ。一つはQちゃんに、残りの一つは君が食べなさい。約束よ。

怖い。仕合わせさんはいつも私の行動を見抜く。私がQちゃんの栗を内緒で食べることがなんでばれたのだろうか、、、、。仕合わせさんにバレたらやばいので大切に栗兄弟を冷蔵庫の中に入れておいた。そして今夜ついに栗兄弟を頂く時がきた。

"I love chestnuts!(僕は栗が大好きなんだ!)" 喜びが声に出てました。16年も一緒にいる私が知らないのに、なんで仕合わせさんはQちゃんが栗が大好きなことを知っているの? もしかしてシークレットラヴァー(Secret Lover--隠れ彼女)?
早速ナイフ片手に栗さんの皮を向き始めたQちゃん。Qちゃんに栗を食べさせた証拠写真を仕合わせさんに見せておかないと。仕合わせさんご覧の通りです。ちゃんとお約束を果たしました。ご心配なく。栗、美味しかったです。Special thanks!

栗を食べて満足のQちゃん。7時間のドライブで疲れているみたい。はいはい、明日のお仕事は早いからもう寝て下さいと子どものようにベットにQちゃんを寝かせる。 タックタックをしておやすみなさい。ベッドルームの灯を消してドアを閉めた。

Qちゃんが家にいるだけでなんか安心する。午後飲んだコーヒーのせいで目が覚めている。 何をしようかな。 明日のお弁当を作ろう。夜10時半過ぎの静かなキッチンで炊き込みご飯を作ってみた。 材料はすべて残り物。 椎茸、 牛蒡、 人参、 鳥肉、 玄米。
しばらくすると炊き込みごはんの香りがしてきた。 時計は11時を過ぎている。 こんな時間に炊き込みごはん。笑っちゃうね。 美味しい炊き込みごはんが出来上がったのを知らないで、Qちゃんはドアの向うでスヤスヤ眠っている。明日炊き込みごはんを食べたQちゃんはやっぱり家庭の味が一番だねと言ってくれるかしら。そんな想いを胸にリビンルームの灯を消した。 おやすみなさい。