2007年9月19日水曜日

オフの過ごし方 (後半)

一人歩きが好き。どーでもいいことを考えて脳の運動にも適してる。
ジョギングいいね。私は散歩。ユックリ、急がず、気の向くままに。子どものように時には足を止めて街の不思議さんや好奇心さん疑問さんと会話する。なんか変な人だね(笑)。いいじゃん、NANA流だもん。
道端のワイルドなブラックベリーの季節もそろそろ幕を閉じる。秋風が秋はもう来ているよと私の頬に伝えてる。体で感じることができる季節の衣更え。生かされていることに感謝を覚える小さな私の時間。
真夜中の暗闇の中で汽車の汽笛の音がアパートのベランダまで聞こえることがある。故里の懐かしさを偲ぶようにメランコリーな気分になる。貨物列車は何を運んで行くのだろう、それを待つ人の所へ。

人生のレールは1本だけではない。行き先が分からないレールを時には右に左にと選択をして来たけれど後悔はしてない。これからは一人じゃなくてQちゃんと一緒にレールの上を走っていこう。大丈夫、一人じゃないから。

地方新聞のオレゴニアンです。この街で、この國で、この世界で目が回るほどの早さで何かが起こっている。足を止めているこの瞬間でさえ何処かで誰かに何かが起こっている。どうか嬉しい出来事がオレゴニアンの皆さんに溢れていますように。
大学でもっと真面目にスペイン語を勉強しとけば良かった。

オレゴン州はBicyclistに優しい。主要道路にもBicyclist レインがあるから通勤途中やエクササイズ目的のBicyclist を頻繁に見掛ける。

さてと図書館に着いたぞ。秋晴れの冷え込みにも負けず子どもが元気よく走り回っている。

児童セクションをウロウロ。ペー君と一緒にお勉強したいから。

ベンチで読書しょう。いたずらに文字から目をそらして目を閉じて深呼吸をしてみたら、街の音が耳に入って来る。車が走る音。女のハイヒールのコツコツと急ぐ音。空き缶をごみ箱に捨てる音。お母さんが押すベビーカーの中の赤ん坊が急に泣き出した音。黒い小さな鳥が2匹、透き通る空を飛んで繁った大木の葉の中に身を潜め、微かに聞こえる程のか弱い声でピッピッと鳴いた音。私が本のページーをめくる音。そろそろ家に帰るか。



図書館からの帰途ザワザワと攻撃的に動く音が木々の間から聞こえる。






悪戯くんの正体はりすでした。

無事家に到着。 少し昼寝をした。目が覚めるとQちゃんが PC の前で忙しそうにキーを叩いていた。今夜の準備かな。

毎週火曜日の夜7時からはQちゃんのバハイ教勉強会。それまでに晩ご飯を食べないと。冷蔵庫の残り物で創意工夫の料理を作るのが NANA 流。Qちゃんの存在を感じながら台所で晩ご飯を作る。当たり前のようで、当たり前じゃないこの暮らし。いつまで続くのかな。どうでもいいじゃない。後で考えよう。二人のたわいもない会話や隣に座るだけの時間がこんなに貴重だと分かっただけでも。

鳥肉と白菜アジアンカレー風味

エッグポテトサラダ
ヒヨコ豆/レタス/カッテージチーズのサラダ

キムチ汁/玄米





6時47分。何時も最初のお客さまはエーロンさん。お医者さんです。今夜は奥さんが作ってくれたシャツを着てきたそうです。ちなみにシャツの真ん中にポケットが縫いつけてありました。奥さんがエーロンさんのハートにポケットを縫いつけた。貴方のハートには私がいつも一緒よ。なんて思いで縫いつけたのでしょうか。意味不明ですがなんか可愛いじゃあ~りませんか? (チャーリ浜さん風に。)

ぺーちゃんもバハイ教の勉強会のメンバーです。けど黙って聴くだけ。

Qちゃんが高校生の時からのお知り合いでコメディアンみたいなジムさん(右)。
脚本やフリーライターのお仕事をしています。いつも温厚で優しいエリックさん、電子エンジニアのお仕事をしています(左)。ちなみにQちゃんは契約社員の電話のオペレーター(?)をしています。誰ですか、そこで笑った人は?私だったかな。
エリックさん、勉強する振りしてももう遅いです。ジムさん、また笑わせようとしてるでしょう?
*エリックさんに訳もなくパンチするジムさん。一体どうしたんですか? 

*エリックさんの反撃だ!拳骨でジムさんの頭をポカリ。動かないジムさん、大丈夫?

(*写真はすべて脚本ライターのジムさんにより制作されました。実際の出来事ではありません。)


勉強会は9時半に終了。皆さん気をつけてお帰り下さい。ではまた来週。後ろ姿を見送ったその足で夜の風景を撮ってみた。

夜はもう始まっている。私が住むこの町でも向うに見える彼方の町でも。今日1日心に栄養を与える過ごし方をさせてもらった。NANA流にゆっくりとマイペースで。