



15年前の友達に会うたびに「ゆらゆらかげろう」になる。
昔のシーンが映画のように想い出されるが、友達と別れて家でこうして椅子に座っていると「現実のスクリーン」の中に戻ってしまう。
あきこも、けんじくんも、スティーブも、ダナおばあちゃんも、たけしさんも、 けんさんも、さだきも、美知も、私の「現実スクリーン」のレギュラー出演者ではなくなってしまった。
あの時から唯一のレギュラー俳優は恋人役のQちゃんだけとなった。
Qちゃんが私の映画から降板したら彼も「ゆらゆらかげろう」になる。
そんな日がいつか来るだろう。
哀しまないように生きている限りQちゃんを吸いたい。
晩ご飯:

ディルの蒸しじゃが芋
法蓮草と人参の炒めもの
キューカンバーサラダ
味噌汁
Qちゃんと私のために作る毎日の晩ご飯。 いつかは「ゆらゆらかげろう」になるんだろうな。