2008年7月3日木曜日

お母さん、 こんな感じだったの?

Qちゃんが借りてきた日本のビデオ。ひまわりさんが焼いてくれたバナナマフィンを食べながら映画観賞。

英語のタイトルでは「Maboroshi (幻)」。

この映画、後半から主人公が大坂から北陸の能都半島に暮らしを移すんだけど。

日本海、懐かしい。 Qちゃんやお母さん と一緒に金沢から車を走らせて岩でゴツゴツした荒波の日本海を眺めたね。


だけどこの映画、青森の漁師村に隠居した母の姿と主人公が重なる。

東北津軽。

母の場合は長年連れ添う夫が生まれ育った漁師村に、60歳を過ぎてから移住した。

それは彼女の望むことでは決してなかった。母は父の後を追う暮らししか知らない女なのだ。

東北津軽。 言葉も習慣も風習も、生まれ育った北陸加賀とは違う。 静寂な母、精神病再発にならないほうが不思議だ。

私もそうだろうか。Qちゃんの後を追う暮らししか知らない女なのだろうか。

母はどこの地で死ぬのだろうか。 好きでもない東北の地で骨を埋めるのだろうか。

それとも北陸の地で最後をとげるのだろうか。それは私にはわからない。

母の人生は幸せなのだろうか、幸せだったのだろうか。 それは私にはわからない。 母だけが知る答えだ。

私が知っていること。 それは私がアメリカで骨を埋めること。 そしてQちゃんの後を追う暮らししか知らない女だとしても自分の選択に後悔はしていないことだ。


晩ご飯: 西瓜の皮、きゅうりの代用でキュウカンバーサラダを作る!

これ、義理の継母トングが青パパイヤが手に入らないところに住んでいた時に作っていた秘伝の料理なのだ。西瓜の皮で作る偽物パパイヤサラダ
萌しの野菜たっぷりの胡麻和え
焼き鯖
玄米
中華スープ

パパイヤサラダ。ライムの酸味とフィッシュソースの塩味、 それに干し海老の甘み! それをトマトの汁で全てが統合された「この味」。あ~、また癖になるっ!