2008年7月25日金曜日

しめしめ、今回も成功したようだ。

としさんの苺ジャム。

そのままでも美味しい苺ジャム。

Qちゃんから「食べるから残しておいてくれよ」と念を押された苺ジャム。Qちゃんが「忘れているから」私とペー君が食べてます。「忘れているんじゃなくてわざと残してあるんだ!」と可愛い顔にしわを寄せて怒っても全然怖くないけれど、そう云われるのを知っているのでその対策をちゃんと考えてます。Qちゃんの大好きな緑茶でもいかがですかと彼を喜ばせておいて、苺ジャムを添えた焼きたてのバナナブレッドを同時に差し出す。Qちゃんの大好物のジンジャーキャンディーで彼のアテンションを苺ジャムから遠避けておくことも忘れない。

幸せ一杯のQちゃんの笑みを確認したら「苺ジャム、そろそろなくなるわね」と蚊のなくような「誰も聞こえない声」で付け加え、「ルバーブジャムがあるからそれを食べましょう」と元気な声で擦り替える。

Qちゃんは苺ジャムよりルバーブジャムの方が好きだから「そうだな、そうしよう」と納得する。

彼の記録細胞から「苺ジャム」についての情報が薄れていき「ルバーブジャム」の情報を強化させるが目的だ。「苺ジャム」を完全に彼の頭から追い出す最後の手段は「彼の満腹度を他の食べ物で置き換えて最大にする」ことだ。

人間は腹がいっぱいになると食べ物のことを考えないものである。私とQちゃんはその傾向にある。

Qちゃんを適度の満腹状態にしておけば「僕の苺ジャムを食べただろう!」と尋問されることはないと推定する。

Qちゃんが大好きなものを残しておいて、それを私が食べたことは何度もある。

彼は「わざと残しておいたんだ!」と私を叱るが、私に云わせると数ケ月も私のお城であるキッチンのスペースを我物顔でドズンと居留まられては迷惑なのだ。

今回の苺ジャムは邪魔というのは言い訳で「私が食べたかった」だけだ。

Qちゃんは好きな「おかず」を最後まで残しておいたが、 隙を見て私がその「おかず」を箸でつまみ上げ口に入れたようなものだ。

「あれ、僕のおかず、どこにいったかな? 」 とキョロキョロしているQちゃんに「いやっだあ! さっき食べてたでしょう? 憶えてないの?」と云っているようなものだ。

忘れっぽい性格のQちゃんにはこの対策は非常に成功率が高いのである。

しめしめ、今回も成功したようだ。

1週間過ぎたいまでも「苺ジャム」のことは何も聞いてこないのだから。