Qちゃん、 お帰りなさい。
なんだか今晩の陶芸クラスに行くには疲れているんだ。 ご飯も作る気分じゃないから玉蜀黍を蒸して食べよう。バターを塗って食べたら御馳走だ!
ぐうたらしてたら、もう6時過ぎ! さあ、いってきます!
あっあ、もう6時間半過ぎだ。 クラスはすでに始まっている。
いいや、 どうせ「フランク」になるわけじゃないんだもん。 だからこのクラス好きなのよね。 成績で緊張するのはもう暫くはお断り。
Qちゃん、今日はあなたの「さぼりダチ」になるわ。アイスキャンディーを廊下で食べましょう。いいな、今の私達の関係。 こうしてサボっていても誰にも怪しまれない「自由の身」。周りの人間は子供の授業が終るのを待っている夫婦だと思っているんだろうな。私達もそんな年齢になったんだな。なかなかおいしい。 オレンジとアプリコット100%のアイスキャンディー。トロフィーがたくさん飾ってあるね。 じゃ、もうクラスへ行こう。Qちゃんと私の陶芸最初の作品達。Qちゃんは茶碗に模様を付ける作業に夢中。今日は何もしたくない。ひたすら前回作った「雑」茶碗を綺麗にサンドペーパーで擦るだけ。Qちゃん、真剣だね。
今日はジェリー先生と私達と他にはたった3人の生徒さん。 だからとても静かでアットホーム。
ジェリー先生の娘さんのお話が始まった。生徒さんからのコメントが飛びかう。
あんまり静かだからラジオをつけるとアメリカの70's音楽。皆さん、曲に合わせて鼻歌を歌ってる。 Qちゃんも歌ってる。 私は一人ひたすらゴシゴシと「雑」を擦る。集中できないな。アイデアで粘土を練ってみても駄目だ。 何度練ってみても駄目だ。 今夜はもう止めた。
ジェリー先生が教室で釜の中に生徒の作品を入れている。 これがとても骨がおれる作業なのだ。 暇だから先生のアシスタントを開始。
では、9時半になりました。 ジェリー先生、皆さん、おやすみなさい。また来週!