2008年7月8日火曜日

陶芸(3)

仕事を終えて晩ご飯を作る。 だって今日は陶芸クラス。冷たいソバサラダを戴きます。

もう6時だよ。 そろそろセンターに行かないと!

Qちゃん、どこに行くのよ! また授業をさぼって図書館で新聞読むの? 私一人でクラスに行くからね! さようなら。

「ハーイ! アディソン夫婦の登場だ! おや、旦那はどこだ?」とジェリー先生。

主人は図書館でサボってますなんてとてもじゃないけど言えない。「彼は都合で少し遅れてくるそうです」ジェリー先生、 嘘をついてごめんなさい。

私の皿が乾いている。じゃ、色塗りの時間だ。何色にしょうかな?

落ち着きのある青色系統にしようかな。

どうでもいいや。Qちゃん色の紫と私の好きな黄色にしよう。絵の具が乾いたら3度コーテイング。乾いたら釜の中へ。

次のプロジェクトへ行きましょう。

あら、私の魚の置物。乾燥し過ぎて干物になってる。ジェリー先生、 私の魚にヒビが入っているんですが失敗ですかね?

「大丈夫だよ。 君の魚を生きかえらせてあげよう!」「水に浸した粘土をひび割れに薄く埋めていくんだ」 そうか! そうすればいいのか!ここにも「ヒビ」が、 ここにも「ヒビ」が。 粘土で修正。ふっ~修正完了ね。

「ヘーイ! 誰が来たか見てごらん! クデュースの参上だ!」ジェリー先生のお気に入りのQちゃん。だけどそんな優等生は毎回授業前に図書館で30分以上もソファーで新聞を読んでサボっていることを私は知っている。Qちゃん、 今回はひたすら色塗だよ。Qちゃん、青が好きだね。 Qちゃん青が似合うもんね。Qちゃん、 目を細めると「五木ひろし」みたいよ。

あ!修正した魚を持ち上げたら割れちゃった! ジェリー先生、魚の尾鰭が割れました。「あらら、 魚が壊れちゃったか? おいクデュース、晩ご飯は食べてきたか 」とジェリー先生。

「はい、 食べてきました」とQちゃん。

「よかった、 よかった。 嫁さんが魚を台無しにしたから、今晩のディナーは無しだ」とクラスにユーモアが飛び交う。

Qちゃん、 私は少しブレイクに行ってくるわね。「うん、 わかったよ。いってらっしゃい」

「子供が描いたアート」を大人が描く壁画。、、、、、、。あ、、、、、、、。、、、、、ふーん、、、。

ただいま。 やってる、 やってる。クラス終了までに果してウィールを回すことができるのだろうか?Qちゃん、 ただいま。 その色彩素敵じゃない、 私は好きよ。

これ色を塗ってもいいの?「いいよ」。 じゃ、そうするよ。ペンダントにしたいな。

時間が余ってるな。 茶碗でも作ろうか。指紋が残る「雑」がテーマの茶碗。 私の生き写し。「そりゃ、 独特の発想でいい考えだ。さあ、 乾燥させて釜の中に入れよう」ジェリー先生は私のアート才能が低いことを知っているが、 決して「才能がない」とはいわない。

教師とは嘘をついてでも生徒を褒めるのだ。

Qちゃん、そろそろ時間だよ。 それ、「椅子」と「海星」なんでしょう? こうしてみるとしっかりアートになってるから不思議。

9時半です。 授業が終りました。では、 また来週。