2007年8月13日月曜日

父と母への手紙

青森の母が入院してもうすぐ2週間になる。薬の効果が表れるまで数週間かかるそうだ。母の様態も心配だが、一人で看病する父の心胸を思うと胸が苦しくなる。私の心配を余所に父は依然として冷静にどしんと構えている。昔のままだ。父は一度も娘達の前で弱音を吐かない人だ。もう歳も歳なのだから、強がらないで弱音を吐いてくれればどんなに楽になるのに。自分に置かれている状況に不満や愚痴は絶対に洩らさない男だ。けど、昔からそんな強気な父が大好きだ。

父の心情を思うと胸が詰まる。姉達は東京と神奈川、私はアメリカ。家族の援助なしで青森で一人で母を看病する父。それでも父は電話口で朗らかに笑う「もぉ~お父さん一人だと寂しいわ~。やっぱりお母さんがいないとさみしいわ。ワハハハハ。」

東京の千寛ちゃんは今週末青森へ飛んだ。父と母の様子を見てくるとメールが届いた。母はきっと慣れない病院で寂しい思いをしているに違いない。私はアメリカから出来るだけ手紙を送り病院の母を励ますと決意した。面と向かうと母と娘、いがみ合いが絶えない関係だったけど、手紙だと素直に感謝の気持を文字に表わすことができる。母親として娘から一番聞きたい言葉「お母さん、 産んでくれて有難う。」と手紙に認めた。病院の母は私のこの言葉をどう受け止めるだろうか。喜んでくれるだろうか。

歳おいて行く両親に我がままだった私が今できる唯一のこと、 それは母宛の手紙にこれからは父への励ましの手紙も同封すること。内容は特別ではなく、ごく有り触れた日常生活。なんとか元気に暮らしていることが伝わればいい。今の二人にはそれだけで励みになるならば。