真夜中、苦しくて目が覚めた。
お腹の下腹が張っている。 痛くて眠れない。
どうしたのだろう。 こんなことは初めてだ。
夜のスナックに食べた「あのカビの生えたチーズ」を食べたのが原因か?
吐きけがする。 苦るしい。
ベットからはい上がる。
横になっていても辛いのに、立ってみてもお腹がパンパンに張っている。
「妊娠しているってこんな風なのかな? 」なんて考えてみる。
吐きそうで吐けない辛さ。
本当に苦しい。
息もできない!
トイレで「ハー、ハー」あがきながらQちゃんを起こそうか迷った。 背中をさすってもらったら少しは気分も良くなるかもしれない。
便器に座りながら考えていた。
こんなに苦しいのは何年振りだ?
病気で死ぬ人は今の私のように「痛みに抵抗できない」で死んでいくのだろうか?
ならば人間は体内の痛みをコントロールできない無力な生き物だ。
ううっ、 それにしても苦しい。
30分以上も私は便器の上でロダンの「考える人」状態だった。
しばらくして下痢の群れが私の下腹部を幾度なく通過していった。それでも気分は悪い。
もう1度ベットで横になろうか。
「あの苦しい感覚」が私の脳裏に蘇る。立ったままでもいられない。体をコントロールできないもどかしさ。
寝室に戻る。Qちゃんはスースー寝息を立てて眠っている。
少し「怯えながら」体を布団の中に滑べらせてユックリと横になってみる。
あれれ、「あの痛み」がない。
枕に頭を乗せて仰向けに体を伸ばす。 指を絡まし胸にあてる。 まるで祈るように眠った。 「あの痛み」がもう訪れることがないように。
翌朝、Qちゃんが身支度をしている音で目が覚めた。気分は良くなっている。
Qちゃんに「ミッドナイト クライシス」のことを話した。
「カビのチーズ」の話も告白した。
「軽い食中毒だったんじゃないのか」Qちゃんはあまり心配していないようだ。
私は死ぬほど苦しかったのに。 もっと心配してくれるかなと 少し期待していた私。残念。
晩ご飯:ローズマリーチキン
ロースト芽キャベツ、人参、 ポテト
いんげんまめ
ケージャンマッシュポテト
肉はローストに限るね! 美味しい! 幸せ! 最高!