ごくごく、 冷たい麦茶が喉を流れていく。うん、いい運動になったな。
「そろそろ時間だな。さあ、陶芸クラスヘ行こうか」Qちゃんは歩くのが早いな。
「NA ちゃんの写真を建物の前で撮影してあげるよ」いいってば！やけに今日は私の写真を撮りたがるのね。
今回は魚の型で皿でも作ろうか。この陶芸クラス凄いの！
何が凄いってセルフペースなんだけど他の生徒さん達は陶芸工場のごとく次から次へと陶芸作品を創造していく。
私とQちゃんくらいだね、こんなにゆったりしているのは。
作品完成期限もないから気楽で楽しいっていえばそうなんだろうけどね。
へへへ、少し休憩。 「休憩」っていってもこの陶芸クラスに参加していることが休憩みたいなものなんだけど。
Qちゃんとジェリー先生が粘土を伸ばしているぞ。今回も主任の女の先生は病気で欠席でした。
この建物の素晴らしいのは壁が絵画になっているところ。 どこにいっても壁画アートで驚きです。じゃ、 陶芸クラスに戻ろう。
Qちゃんと私だけだね、 こうして「幼稚園のお遊戯」しているのは。
Qちゃん、 これ何なのさ?
「ぺー君、 キーちゃん、ゴーちゃんが座る椅子」Qちゃん、心も園児になってしまったのか！
「はい、これが4つシートがある椅子」Qちゃん完璧に園児になっている。
園児の私達には夜9時はもう「お眠」の時間なのね。なんだ！ まだあるのか?
知ってるよ、それ「5つシートがある椅子」なんでしょう?
「違うよ、 ヒトデだよ」園児のQちゃんの頭脳は複雑なのね。
3時間で、たったこれだけの作業です。本物の園児でもこれ以上だよ(笑)。
ベンチの壁画の前のベンチに座って一休み。 猫ちゃん、可愛いから頭を撫でてあげるからね。ゴロゴロ、ゴロゴロ。喉を鳴らす音が聞こえてきそうでしょう?9時間30分、授業終了です。 道路を渡ってスーパーで*ブラブラデート。(*注「ラブラブ」ではない。)
施設の駐車場に戻ると私達の車が1台だけポツンと残されていた。
Qちゃん、私とても満足なの。 二人で陶芸クラスに参加出来ることに。段々と二人がしっかりと「組」になっていくようで。
何度でも言うわ「あなたと一緒になれてありがとう」って。
