2008年10月21日火曜日
ブログ移転 (Moving My Blog Address)
いいたします。(Please access to the following new address in order to read Nana's Blog! Thanks!)
http://plaza.rakuten.co.jp/nanaaddison/
新居でまたお会いしましょう!(I'll see you at the new page!)
2008年10月18日土曜日
かもめ
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海がないのにかもめが一羽。
かもめは何を見ているのかな。
何が見えるのかな。
何を考えているのかな。
家族はいるのかな。
今夜帰るところはあるのかな。
そこには羽根を温め合う相手はいるのかな。
海がないのにかもめが一羽。
いつになったら海に帰るのか。
かもめを見上げた足をまた動かして家に帰った。
ひまわりさんから赤飯をもらった。 赤飯を食べるなんて何年振りだろう。 愛でたいことはここずっとないから赤飯なんて炊いてないもんな。
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「花束を送る」とか「レストランに食事に行く」とかそういう「いつもとは少し女らしくなれる日」みたいなこと。
すっかり生活の中から消えている。
時にはこういういつもと少し違う演出をしてみるのも生活のスパイスになっていいのかもしれないな。
退屈な女だな、わたし。
2008年10月17日金曜日
どっこいしょ。
アパートの中を見渡すとあらららららっ。人から頂いた観用植物がわんさか増えていた。
元気パワーをくれるプランツ君や生活がしやすい家具用品。 親切なオレゴニアンさんが少しずつ揃えてくれたお蔭で2年前は殺風景だったこのアパートも家らしくなった。
私は「自分に合っていないもの」を側においておくと落ち着かない。
例えば赤いリボンをしている毛のフカフカしたマルチーズ犬が側にいると不自然に感じる。毛が短くてすこし汚れた頭の悪そうな雑種を連れている方が私らしくて安心する。
要するに自分のセルフイメージが低いのだ。
仕合わせさんがくれたモンテラスがこのアパートにはあまりにも素晴らし過ぎて狼狽してしまう。
そこで私は根分けをしていつもお世話になっているオレゴニアンに元気なモンテラス君を養子に出すことにした。
皆さん喜んでくれたので私もほっと一安心だった。
しかし、ほっとしたのも束の間。
根分けをしたのはいいが、仕合わせさんがくれたあんなに素敵で優雅なモンテラス。
欲張りといわれようが全てを手放すことはできない。私は自分で管理できるぶんを自分の部屋に残しておいた。
「来週のオフの日にアパートのモンテラスを大きな鉢植えに植え替えをしよう」
その言葉を何度も何度も自分の胸内で繰り返し事を運ばないままついに1ヵ月以上が過ぎた。
先先週のオフの朝「今日こそは『モンテラス企画』を実行するんだ!」と出勤前のQちゃんに胸をはって私は宣言した。 だがそのオフの日は丸1日中だらだらと過ごした。
今週になって部屋のモンテラスが哀しそうに私を見つめているような気がしてならない。
歩いて10分もしないホームセンターでパーライトを買ってくればすむことなのだ。なのに「今日は寒いから」とアパートで丸くなっている。
「ななちゃんのモンテラスプロジェクトはどうなった?」ある夜Qちゃんが秋夜のコウロギのような声でソファーで雑誌を読んでいる私にそっと聞いてきた。
別にQちゃんは咎めているわけではないが自分に非があるという後ろめたさがある私には『あのモンテラスの葉はだんだん枯れてきているよ。 ななはレイジーだな。いつになったら処理をするんだい?』といわれているようにきこえる。
すると自分でも驚く程の言い訳がましい「でなくてもいい攻撃」に出ていた。
「このモンテラスは大きくて重いからどうしても横に広がるの。だから上に伸びるようにしっかりとした支え棒が必要なの。それがない限り企画は実行したくてもできないの。Qちゃんが車で買物に連れていってくれれば都合がいいんだけど」
もともとQちゃんは喧嘩ごしではなかったせいか私の攻撃をあっさりと交した。
「それなら僕が調達してあげるよ。いいアイデアがあるんだ」Qちゃんはそういってその夜寝室に消えた。先週のことだ。
モンテラスは誰にも(誰にもっていうけど私だけじゃないか!)世話をされないまま狭い鉢植えで辛抱強く座っていた。
先日甥のモエリカのアメフト試合の応援に行ったQちゃん。
家に帰って来るなり「悪い知らせと良い知らせがあるんだ。どっちから聞きたい」と息を切らして私にきいてきた。
私は嫌いなものを最初に食べて好きなものを最後まで残しておくタイプだ。悪い知らせから聞くことにした。
「デジカメの鞄を首から下げてタカンガと芝生で相撲をしていた僕が馬鹿だった。予備の電池をグランドに落としてなくしてしまったんだ。 捜したんだけど見つからなかったんだ。ごめんよ。家にはもう予備の電池はないよね?」
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私が失くした電池をすんなりと諦めたので胸を撫で下ろしたのかQちゃんは「ちょっと待っててね」と軽い足取りでアパートを出て行った。
どうも「良い知らせ」はタイミングが来るまで温和しく車の中で待機しているようだ。
Qちゃんが息を切らせながらアスファルトのアパートの階段を登ってくる。
そのリズミカルな足音からQちゃんはかなり上機嫌のようだ。本当に「良い知らせ」を連れてきたのだろうか。 少し期待で胸が膨らむ。
なにやら玄関の外でザワザワと音がしている。
どうやらQちゃんと「良い知らせ」はドアの向うで互いに手間取っているようだ。
なにをしているのだろう。ドアの向うで二人はゴソゴソ、ガサガサと音を立てている。
ここで「大丈夫?」と優しく声を掛けてドアを開けてあげればいいのだが、Qちゃんを救助するかわりに私は自分の用足しに行った。自分の体の欲求を優先した。
スッキリしてバスルームから出てくると「良い知らせ」が我物のような顔で人の家の床に寝そべっていた。なんとも図々しい客である。
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じゃなければ渋滞ラッシュの高速道路を「こんな図体のでかい奴」と一緒に狭い車でポートランドからアパートまで運転してくるわけがない。
運転席のQちゃんにモッサモッサと笹がチョツカイを掛けている。そしてQちゃんはその手を何度も押し避けている。
そんな所を想像すると「あんまり嬉しくない」とはQちゃんにいえない。
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その夜「歓迎されない客」は大胆にも裸のままリビングで眠ったようだ。
翌朝目を覚ました。暗闇のリビングで足元に触れるものがあった。 ぎょっとした!あの歓迎されない客だ!
電気をつけるとまるで二日酔でぐったりしているような姿で横になっている。酒のかわりに懐かしい笹寿司の乾いた笹の匂いをほのかに漂わせている。
その日私は意識のない客をそのまま床に放置して仕事に出掛けた。Qちゃんが彼女の看病をしてくれることを願ってそのままにして置いた。
Qちゃんも私もこの歓迎されない客を放置したまま2日が過ぎた。言葉を交さないがお互いに「相手が処理をしてくれる」と思っているのだ。
通常私の方がQちゃんより早く帰宅する。
家に帰ってきて目の前にこのぐったりした竹が倒れていたらどんなに怠け者の私でも「どっこいしょ」と気合を入れて「何らかの行動」に出るだろう。
私はジャケットをはおって$10を握りしめてホームセンターに出向いた。そしてパーライトを肩に背負って家に帰ってきた。
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Qちゃんの連れてきた「歓迎されない客」も笹を切りとってあげたらさっぱりしたじゃないの。
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ここまでするとどっと疲れた。普段ゴロゴロリンと怠けているせいだ。 Qちゃんが帰ってくるまで時間があるな。 今日は何を作ろうか。
晩ご飯:
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萌しと若芽のナムル
玄米
揚げの味噌汁
さっぱりした和食が食べたいのはどうしてだ。 秋だから? シンプルで素早くできる晩ご飯。 今日もありがとう、 明日もありがとう。
2008年10月16日木曜日
母からの返信
「あっ、お母さん! クデュース元気!」受話器をとったQちゃんの言葉が寝室から聞こえる。そのまま私は夕食の黒豆ソースの揚げ豆腐を食べ続けていた。
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私は目の前にあるトムヤムスープをゆっくりとふたくち飲んで寝室に向かった。
日本の家族から電話がかかってくるとQちゃんが必ず受話器をとって日本語で少し世間話をしてから「主役の私」に受話器をバトンタッチするという型式が二人の間では成立している。
電話嫌いな私と人と話すのが好きなQちゃん。 Qちゃんにしてみればこの家でオペレーター(電話対応)をすることは苦にならないようだ。
お母さん? 元気? 久し振りだね。
「うん、元気やよ。ななちゃんは元気?」
うん。元気や。 今東京に来とるんやろ?
「うん。 今、お母さん東京の千寛のところに居るんや」と母の声はいつものように舌がもつれて重々しい。しかし会話は順調だ。
「けど、、、お父さん入院したんや。 疲れとったんやろうな」母は説明もなくボソボソと哀しそうにユックリ受話器の奥で語りかける。
それは私にではなくて自分に語りかけているようでもあった。
昨日青森から東京にきた父と母。 病院から退院して充分な休養をとらずに東京行きの切符を買ったようだ。
父は1ヵ月前に癌だと告知されたのだ。
青森には適切な癌医療施設がないので東京の癌専門医療施設を訪れる予定で東京に父は来たのだ。
新幹線から下りる父は歩けない状態で車椅子に運ばれて東京駅の待ち合い室から救急車で病院に運ばれた。そして父は緊急でそのまま東京の病院に入院することになった。
母と受話器をかわった千寛ちゃんがそのいきさつを淡々と説明してくれた。
再び母と話をすることにした。
1年前病院に入院しているときは「ななちゃん、今日本から電話をかけとるん?」などと私がオレゴンにいることを把握していないころもあった。
(今はどうだろう。 少し恐いけど聞いてみよう。)
お母さん、私今どこにおるか知っとるん? 少しひょうきんな口調で受話器の向うにいる口数の少ない母に聞いてみた。
「うん、 アメリカのポートランドやろ」受話器を通じて何だか心がほっとした。母の思考や記憶が安定してきているのかもしれない。
(今の状態のお母さんならアメリカに帰化したことを私の口から直接報告しても大丈夫かな)
お母さん、お父さんとお母さんにブログを通して手紙を書いたんだけど読んでくれた?
「ああああ、読んだよ。お母さん始めてパソコンでお手紙書いたよ」
(なんだって? ブログで始めてお手紙を書く? 母は何のことを言っているのだろうか。)
(そんなことよりも「帰化したこと」を読んでくれたのだろうか。そしてどう想っているのだろうか。)
お母さん、私今月の初めにアメリカに帰化したんや。 法的にアメリカ国籍を取ってんて。ブログにそう書いてあったやろう? 読んでくれたけ?
「覚えとらんわ。 ななちゃん日記書くの上手やね」
あらよっと。なんだかツルッと濡れた道路で滑べった感じ。
母が深刻な声で「もう日本人ではないんやね」と哀しげに反応してくれると自分で悲劇のヒロインになっていた私。
母の思考能力が低下していることもあるのかもしれないし、お父さんの子供だから「好き勝手なことをしても仕方ない」と別に気にもしていないのかもしれない。
「千寛ちゃんに換わるね」そういうと母はさっさと姉に受話器を渡して部屋の奥に消えたようだ。
千寛ちゃんの体調のこと、父の病態のこと、今朝の献立のこと、淳さんのビジネスのこと、 アメリカの経済低迷のことなどを軽く喋って「明日は美保が家へ遊びに来るの。だからお母さんと3人でゆっくり過ごせそう。 ななちゃんも近くに住んでたらよかったんだけどね」そういって姉妹の会話は終った。
どんなに離れていても同じ両親の元で暮らした私達姉妹。父や母がいなくなってもこうして電話で会話をしていつまでも姉妹なのだろうか。
40歳になっても、50歳になっても。そこまで生きれるかな私。
そう思うと「姉妹」って「心強い友達」とはまた違う意味での財産だ。
電話を切ってQちゃんに父のことを報告する。 私は気分がそわそわして落ち着かない。 冷静に装ってみたがその夜はどうも心が動揺していた。
そのせいか過食に走った。 Qちゃんが林檎と桃を切って皿に入れて運んできてくれたが私は拒否してキッチンの戸棚にある炭水化物を腹を空かしたハイエナのようにむさぼった。
寝る前にパソコンを開いてみたら千寛ちゃんアドレスでメッセージが届いていた。
9ちゃんと7へ
おかあさんは東京にきていまます
めーるみました
母より
「お母さん始めてパソコンでお手紙書いたよ」母の声が蘇る。 母は電話でこのメッセージのことを言っていたのか。
「東京にきています」が「いまます」になっていても、「メール」が平仮名の「めーる」のままでも、文章の終りに点がついていなくても母が送ってくれたメールは嬉しいものだ。
母はまだ生きているという実感が沸いてきた。
父のこと、母のこと、千寛ちゃんの出産のこと。 もんもん考えても何もできないのだから気にしないようにして私はここでの暮らしと人に感謝していればいいのだ。
2008年10月15日水曜日
お父さんとお母さんへ
「明日お父さんとお母さんが東京に来るのでよかったら、 ⑦と⑨の写真をブログに載せてよ。 私のパソコンで見せてあげるから」
千寛ちゃんはいつもこうだ。 自分のことより家族のことを一番に考える人。
昔は3姉妹の中間であるために「我がまま」とか「自己中心」とか「甘え上手で必ず欲しいものを手に入れる調子の良いお姉ちゃん」などと1歳年上の千寛ちゃんを見てブーブー文句をいっていた頃もあった。
しかし大人となって社会に出てみて判ったのだが「千寛ちゃんタイプの女性」は男にとって「ズル賢いがどこか目が離せない魅力の女」なのかもしれない。
要するに自分の意志が明らかでコミニケーションがディレクトなので男には分かり易いのだ。(女には強過ぎるのかもしれないが。)
しかし言ってみれば「自分を持っている女」でもある。
この点は私も譲らないほどの「自我」がある。そして人生チャランポランに暮らしている自分を私は結構嫌いではない。
今日職場でシアトルにファックスを送信するときに気がついた。
10月15日。
今日は千寛ちゃんの誕生日だ。
アメリカからプレゼントを送ったり、誕生日カードを東京まで送るなんて可愛いことをする妹ではない。 それは彼女も「私という人物」を知っているから頼みもしないし望んでもいないだろう。
いつもお世話になっている千寛ちゃん。あなたの誕生日なのでご要望通りに「Qちゃんと私のオレゴンでのホンワカ夜の過ごしかた」というタイトル写真をお父さんとお母さんへのメッセージとして以下載せておきます。
お父さんとお母さんへ
2年前の青森での初夏を思う存分家族3人で暮らせてとても愉しかったです。
あの充電期間があってお父さんやお母さんがいっていたように「Qちゃんが暮らし易い家庭環境」を第一に考えて暮らせるようになりました。
言わなくても判っていると思いますがQちゃんは相変わらず誠実で優しい私にはもったいない旦那さまです。毎日大切にしてくれます。
私も彼を大切にしているつもりです。 (パソコン前に座る私にソファーで投げキッスをしているので多分私との暮らしに満足しているだろう。)
変わったことといえば私もまた働き始めたのでQちゃんがオフの日はご飯を作って待っててくれることかな。
Qちゃんはラニママやブルークスパパが子供の頃からよく仕付ておいてくれたので私よりも掃除や洗濯が上手なので助かります。 料理だけが私の得意分野なので毎晩私が愛情料理を作っています。
今日はQちゃんの仕事がお休みでした。
私が仕事から家に帰るととってもいい匂がアパートを包み込んでいました。
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これはアメリカではよく食べられる芋です。 金沢でよくお母さんとQちゃんと薩摩芋を食べていましたね。 Qちゃんはそれほど甘い芋が好きなんです。
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食事が済んだら二人で30分の散歩をします。
最近は寒いことを言い訳に散歩を怠っていました。だけれど今日は20分だけ二人で散歩をしました。
「散歩の替りにお部屋で30分エアロビックスをしようか」とQちゃんがこの前私にいいました。
「お母さんと僕とななちゃんでエアロビックスをしていたこともあったね」と金沢での昔話もよくしています。
こないだまで布団をかけずに眠っていたのに、今では布団から出るのに気合を入れなければいけない程寒くなりました。
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Qちゃんの好きなレンズ豆にたくさんのタマニギと卵、それに米粉麺を入れて即席スープを食べました。
覚えていますか。
2年前にお父さんとお母さんの家の居間にあった「ガラスの夫婦鳥」。
今まで連れ添ってきたお父さんとお母さんの夫婦の象徴のように思えてなりませんでした。
2ヵ月後お父さんとお母さんの巣から娘の私はオレゴン州で待っているQちゃんの元に再び飛んで行きました。
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あれから「ガラスの夫婦鳥」は「私とQちゃんの夫婦の象徴」になりました。
私が一番苦しんでいた頃励ましてくれたハワイのじゅんさんともメールで連絡できます。
ここオレゴンに移ってからも親切にしてくれる人達は不思議といるものです。
言葉ではいいつくせない程の人の優しさ。 私は素晴らしい人に助けられて暮らしています。
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お父さんとお母さんへの手紙にもよく書いてましたがオレゴンではひまわりさんととしさんには本当にお世話になっています。
尊敬できる人生の先輩がいるというのはなんと幸福な環境にいるのだろうかと思えてなりません。
ここ1年でお父さんとお母さんの生活にいろいろなことがありました。
「老い」とは皆避けることはできないのですか、お父さんとお母さんが弱くなっていく姿を見るのか恐い自分が存在するようになりました。
もう34歳ですから「何を子供のようなくだらんことを言って!」と怒れても当然です。
お父さんとお母さんの体が小さく見えるにつれて「もう濱田の娘ではなくて、Qちゃんの妻として生きる時がきたな」と今年に入って私は深刻に考えるようになりました。
13年前にQちゃんと結婚をした頃はアメリカ国籍を取ることは全く考えていませんでした。
いつか自分の両親がいる祖国日本に帰るかもしれないという気持がどこかにあったのかもしれません。
しかしQちゃんとオレゴンでゼロからやり直してその気持ちが失せてしまったのです。
「この人といっしょに暮らしていきたい」と心から願うようになりました。 この人と同じ国籍を取りたいと思うようになりました。
それはお父さんとお母さんが「この人と死ぬまでいっしょに暮らしていきたい」と心から願うのときっと似ている感情だと思います。
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今までは濱田の家の巣でぬくぬくしていたけれど、これからは本当にQちゃんと二人でアメリカで自分達の巣をぬくめていくと決心しました。
二人だけの小さい巣です。
だけど私にはとても暖かくてどこよりも安心できる巣なんです。
Qちゃんの側でこうして暮らせること、それは私がこの世に生まれてきた理由なのかもしれません。
お父さんとお母さん、今まで育ててくれてありがとう。 これからはQちゃんの片足になって生きていきたい。
また二人の間に辛いことが起こるかもしれません。
今度は自分で処理できるような自分に備えておきたい。
それでもきっと彼の元を離れることはないかもしれない。やっぱり彼の側にいたいから。
2008年10月14日火曜日
I am busy right now.
Oh, yes, mommy. I must deal with my life. Life can be very tough on me.(うん、そうなんだ。 人生って奴は悪戯に僕を迷わして僕はそれを対応していかなきゃいけないんだ。)
"Is anything wrong with you? (何かあったの?)"
Mommy, you do not know the feeling of losing somebody that I have been attracted secretly in my mind. (ママには心秘かに想った女性を失う喪失感はどんなものか判らない。)
" Whom are you referring to? First of all, you have so many girls in your mind that I cannot catch up with all of them. Which one broke your heart this time, my dear Pe-chan?" (誰のこといってるのよ。ペー君、あんた数え切れないほどの女の子に恋をしているじゃないの。今度はどの子に失恋したのさ。"
Everything has been smooth between "us" until "HE" stepped into our fond memories. (彼女とは万事うまくいっていたんだ、そう「奴」が二人の間に割り込んでくるまでは。)
"........uh, Pepe. How many times did daddy and mommy tell you that Sheila has been Jafar's girlfriend in the first place BEFORE you met her?" (、、、あのね、ペー君。何度もいうようだけど「シラさんは君が彼女にひとめぼれする前からジェファーの恋人だった」のよ。"
I do not understand why Sheila is choosing uncle Jafar over me? (シラちゃんの気持ちが全然判らないよ。僕よりジェファーおじさんの方が魅力的だっていうのかい?)
"I am sorry, Pepe. But, I do not know. Let daddy explain to you when he comes back home tonight." (ペーちゃん、 ママにも全く判らないわ。 今晩パパが帰ってきたら説明してもらいましょう。)"
(Of course, I know the reason. Pe-chan! You are STUFFED ORANGUTAN!)
(そんなのこと一目了然じゃないの! ペー君、あんたはオラウータンの縫い包みでしょうが! 縫い包み!)
晩ご飯:鳥肉と大根菜の炒めもの
久離の醤油漬け
トマトとわかめのサラダ
卵のチリスープ
玄米
このブログを今朝読んだQちゃん。 結末の部分に不満らしい。
朝から凄い見幕で「君はペー君になんてことをいうんだ! 本人は縫い包みだとまだ気ずいていないんだぞ。かわいそうじゃないか!」というコメントを頂きました。
なんだか私とQちゃんも「ペペちゃんワールド」に入りこんでしまってどこまでが現実なのか判んなくなってきちゃったみたい。
2008年10月13日月曜日
モエリカのアメフト試合
世間では夜10時はまだまだ大人のアクティビティーが行なわれているだろうがアディソン家ではベットタイム。
眠い小さなヒソヒソ声でQちゃんが「ジェアタ! 僕の携帯電話のボイスメールにメッセージを入れてくれるように何度もいっているだろう? 番号をなくしたのか?」Qちゃんはジェアタと喋る時お兄ちゃん口調になる。
Qちゃんが「夫の顔」と「兄の顔」になるとき彼の英語のトーンやイディアム、それに態度も違う。
さて試合の日が来た。 天候も試合日和で太陽サンサンだ。
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