そんな私達に天からの贈物、渡部淳一さん原作「愛の流刑地」の DVD をある知人から頂いた。
Qちゃんにはもってこいのプレゼント。残念ながら最近仕事やバハイ教活動で忙しく、映画をみる時間があまりないQちゃんを置き去りに、 仕事が休みだった私とぺーちゃんは二人でこの映画を拝見することにした。
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映画を見て感動することは滅多にない私を、もう1度愛する人や友達と見たいと思わせる映画。 ストーリの結末は非現実だが主人公と彼を取り巻く人間模様は社会のどこかに隠れて現実に起っているだろう。
愛の形、愛する/愛される基準は誰が決めるのだろう。「純粋な愛の形」とは?
社会の建前を未だ知らない怖いもの知らずの若い二人の駆け落ちを云うのだろうか。人生の果敢無さを経験した既婚者が再び発見するドキドキする気持ち、それを社会は「不道徳」というけれど、家族を犠牲にするほどまでに「社会的に愛してはいけない誰か」を愛することができることは、例え不倫だといわれようが「純粋な愛の形」なのではなかろうか。少なくとも何も見えなくなっている二人には。
恋人同士の貴方達、この映画をみて語りあってほしい、二人の恋愛の価値観の歩調があっているかどうか。
夫婦同士の方々、この映画をみて語りあってほしい、二人はお互いに求めあった生活をしているか。
社会でいう「不道徳な恋愛」をしている貴方、この映画をみて考えてほしい、 本当にあなたは満足なのかと。「そうよ」と貴方は高笑いをしているかもしれない。いつか終るかもしれない関係はなぜか美しく、夢心地だ。 それは「現実社会に戻りたくない」あなたの言い訳かもしれない。
頭が満足した映画を見た夜、残り野菜を入れミルクタップリのソーセージスープグラタンを作って私のお腹も満足させた。
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最後にこのDVDをくれた〇〇さん。考えさせられる映画でした。有難うございます。