2007年11月28日水曜日

感謝祭 (後半)

キッチンからターキーの美味しい匂いが腹ペコの私達を刺激する、時間は5時半過ぎ。アイダホ州の伯父さん(ラニママの弟)と叔母さんの娘ジャレイさん と息子ランダムが今年の感謝祭に来ることになっていた。

ピンポーン! あっ来た来た、最後のお客さんジャレイさんと彼女の息子メイシオ君とランダムと彼の奥さんのメリーさんだ。うっわ~ランダム、12年前は中学生で小さかったのに、今では結婚して素敵な男性になってしまった! ハグすると 私よりかなり背が高くなって驚き! 声も大人の声になってる! そう云うとランダムは笑った。笑うとエクボができるところは昔のままだ。 懐かしくってハグを3回もおねだりした。じゃ、皆さんお揃いのところでご馳走を頂ましょう!
ターキー、ココナッツヤム、スタッフイング、 好きなものを好きなだけお皿にのせてね!いただきま~す。 クランベリーソース、マッシュポテト、ポークグリーン、マカロニチーズ、寿司。 ターキーのダークミートをターキーグレイビーで食べましょう。 私はスタッフィングが大好物だ! ぱくぱくぱくぱく、 うーん幸せ!
ランダムと奥さんのメリーさん。 結婚2年目に突入だそうだ。
Qちゃんは皆さんにフルーツサイダーを配ばるウエイター。チップはいりません。 替りに林檎と残りのパイ、ターキーフードを後で頂いていきますから。
皆お話に花を咲かせてます。いいね感謝祭って。
ジェアタの作ったココナッツポテト美味しいの! ナツメグ、ココナッツの甘い味。こんなの初めて! これ今度作ってみよう!

突然 ジェームス ジェファソンさんがアナウンスをした「今日はハドソンさんを一緒に連れて来たんだ。」 ジェームス ジェファソンさんは3週間前に亡くなったハドソンさんのズボンを持って来ていた。一緒に感謝祭を祝うためだ。

ハドソンさんはジェームス ジェファソンさんの友人で40年以上の付き合いだ。ハドソンさんとジェームス ジェファソンさんは兄弟同然で一緒に暮らして30年になる。 結婚前に「逢わせたい家族がいる」とQちゃんに二人のお宅にお邪魔したことがある。ハドソンさんはジェームス ジェファソンさんとは正反対でおとなしい
耳が遠いおじいちゃんだったのを覚えている。 去年二人の家に寄った時、ハドソンさんはベットに寝たままだった。体調がかなり悪くなっていた。ベットに横たわるハドソンさんはQちゃんと私を見ると黙って細い目でニッコリと反応してくれた、あの時既に彼の体は衰弱していたのだろう。それがQちゃんと私がハドソンさんを見た最後の日となった。
最後の最後までハドソンさんの世話をしたジェームス ジェファソンさん。「 夫婦みたいなもんだよ、伴侶を亡くしたような気持ちだね。」少し哀しそう。
そう云うとジェームス ジェファソンさんは自分が座っていた椅子の背もたれにハドソンさんのズボンを掛けた。ハドソンさんが椅子に座って遠くなった耳を傾けながら家族の話を聞き、テーブルの御馳走を眺めているようだ。
家族からハドソンさんはいなくなったけど又新しい人が加わる。シラさんもいつかはジャファーさんの奥さんとして家族の一員に加わるだろう。
ターキーでお腹一杯。眠そうなシオネさん。
小学1年生のタカンガ「はいこれ、おばちゃんに」スクール写真を私に手渡す。 有難う タカンガ。モデル経験のあるタカンガ、その時の写真と一緒に写真を撮る。顔がモデルになってるタカンガ。シラさんはシカゴ出身。お父さんはアフリカンアメリカンお母さんはドイツ人だ。背が高くて奇麗な女性です。優しくてオットリしていて側にいると癒してくれる女性です。皆が騒ぐ中台所で片ずけをするシラさん、こういう女性はいいですね。
なんと云っても感謝祭の締め括りはパイでしょう。恒例の自分の庭で収獲したベリーでパイを焼くジェファーさん。今年はラズベリー、ブルーベリー、パンプキンパイ、 私の大好物のピーカンパイ!お父さんのジェームス ジェファソンさんと一緒に!
ジェームス ジェファソンさんはQちゃんの継父だった。Qちゃんにしてみれば育ての父でもある。彼の影響で子供の頃自分をアフリカンアメリカンだと思っていたQちゃん。はい、お父さんと息子達でパチリ! 私も NWの家族の一員になりました、ずっと前だけど。
「シラさ~ん!」台所のシラさんを呼んで家族写真を!タラちゃんも4年前に家族の一員になったんだよね。 おじちゃんとおばちゃんはハワイでその知らせを聞いたんだよ。

明日も仕事だしそろそろ帰る準備をしましょう。 最後にホストのジェアタにお礼を、ついでに写真をもう1度お願いしよう。
感謝祭の準備で今朝8時まで寝なかったジェアタ「ふぁ~あ」、さすがにあくびが出てます。
有難うジェアタ、貴方のお陰で心温まる特別な感謝祭を過ごせました。

家に帰る車中、 流れ行く孤独な街の灯を横目に考えていた。 家族はいらない、Qちゃんと二人だけでいいと一人でツッパって来たこの12年。 そんな子供みたいな私をそのまま受け入れてくれた日本の家族、アメリカの家族達。皆さんの寛大な愛情のもとで、今夜家族っていいなと初めて思えたような気がします。
前方に見えるハイウェイ、 あなたの運転する車の隣で少し不安気に座ってます。これから私達はどの出口で降りるのか未だ見えないから。