2007年7月30日月曜日

お母さん

昨日の夜, 千寛ちゃんから電話。青森にいる母の様態がおかしいとのこと。

母は精神病の病歴がある。定期的に専門医に診察をしてもらい薬を飲んで暮らす生活を20年近くしている。

父の話では3ヵ月程前から突然母は薬を飲むのをやめたらしい。何故だろうと考えると、色々な理由が私の頭の中をめぐらす。

直ぐに母と電話で会話した。疲れているのだろうか? 久し振りに娘の声が聞けて、いつもの母なら嬉しさのあまり甲高く, はしゃいだ声で対応するのに、今日はまるで麻酔がかかっているような重苦しい力の抜けた声だ。声の調子、何故か不安気で落ち着きのない母の会話から、私は彼女の身に何かが起こっていると確信した。

娘には心配をさせたくない親心からだろうか "明日、お母さんを病院に連れていくんや。なんにも心配するな、また薬を飲めば元気になるから" 父が明るく冷静な声で云う。親には心配させたくない娘心から、ずっと受話器口で動揺していない素振りを演じていた私。

電話を切ってから、旦那が心配そうに私を見ていた。突然
急に涙が溢れてきた。

母の側に寄り添って "お母さん、またお薬を飲んで元気になろうね"と, 弱々しくなった母の肩を優しく抱いて励ましてあげたい。